はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

まばたきの同期と「盛った顔」の話 

2024年09月18日 | 雑感
2024/09/18


数日前、ふと目が覚めて
ラジオ深夜便をつけたら
これがおもしろい内容でした。



午前4時台「明日へのことば」
  大阪大学大学院教授 
認知神経科学者:中野珠実さんの話

「人はなぜ自分の顔が気になるのか」
~顔の科学で分かること~


まばたきはどんな意味があるのでしょう。

まばたきは3秒に1回しているそうで
無意識にしているようですが
人は選択的にまばたきをしているのですって。


観察すると、人は映画を見ている時に
これから何か起こりそうだと思った時に
まばたきをしているのです。

その時に脳の活動が多くなるそうです。

脳は情報を分割して処理しているが
まばたきはその句読点の役割
しているのではないかというのです。

へぇ~ですね。

意味やストーリーがある場面などでは
人はまばたきを同期しているのです。

対面で話している時でも
まばたきは同期していて
発話の切れ目でしているとのこと。

コミニュケ―ションとは
「会話の間の共有」であり
まばたきをすることによって
「間」を共有しているのです。



自分の顔が見られないのは自分だけ。
(当たり前だけど、ホントにそう)

人は他者の顔を介してしか
自分の顔についての情報が得られません。

最近はSNSに自分の加工した顔を載せて
喜ぶ人が多いそうですが
自分の顔を加工して喜ぶのはなぜでしょう?

昔は自分の顔を見る機会が少なかったが
鏡や写真を通じて自分の顔を
知ってしまった我々は
他者の目に映る自分の姿を
強く意識するようになりました。

他者との関係において
自己像はこうあるべきだという意識が
高まってきました。

そのために以前にも増して
化粧や服装に余念がないのです。 

他者の顔と違って「自分の顔」に対しては
特別な脳機能処理をしています。

自分の顔がきれいに変わると
快感を感じるドーパミンが出るそう。

そのためドーパミンが欲しくて
顔を加工し過ぎてしまう。

他者の顔がきれいになっても
ドーパミンは出ないのです。
(そうかもね)

他者の盛りすぎた顔には
扁桃体が活動するのです。
扁桃体は不快や恐怖を感じたときに働きます。

他者の盛りすぎた顔は
やりすぎ、怖い!😱 と感じてしまうのです。

人の脳の働きって興味深いですね。


中野珠美さんの本が出ていました。

まだ読んでいませんが
そのうち読みたいと思います。


 




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