顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

国宝 迎賓館(赤坂離宮)

2019年03月19日 | 日記

江戸時代には紀州徳川家中屋敷だった西苑が、明治5年(1872)に皇室に献上され明治42年(1909)東宮御所として建築家片山東熊のもとで当時の粋を尽くして作られたネオバロック様式の宮殿です。

戦後は国に移管され国会図書館などに使用されていましたが、外国賓客を接遇する必要性から5年余をかけて修理改修が行われ、迎賓館赤坂離宮として昭和49年(1974)に完成しました。
敷地面積/約12万㎡、本館構造/鉄骨補強煉瓦石造、地上2階(地下1階)、延床面積/約15000㎡

明治期の近代洋風建築の頂点と評価され本館、正門、主庭噴水などが平成21年(2009)に国宝に指定されました。

この正門も明治42年(1909)建設で国宝指定、パリの鉄製品装飾会社に注文したものです。最上部には菊の御紋を載せた門は黒色でしたが明るく親しみやすいように白く塗ったと聞きました。

正門から本館までの約220メートルを結ぶ「前庭」は、ベルサイユ宮殿の前庭にならって趣のあるピンコロ石(立法体の花崗岩)が敷き詰められています。

ベストアングルといわれる、主庭の噴水を入れた本館のワンカット、日本に居ることを忘れてしまうような気がします。

<噴水も国宝に指定されています。上半身が鷲、下半身がライオンの伝説の怪獣「グリフォン」は王家の象徴とされます。

外国の元首など要人が宿泊をされたり、首脳会談、歓迎行事や晩餐会など、最高のおもてなしをするための迎賓館赤坂離宮ですが、2016年からは、外国からの接遇業務に差し障りのない範囲で、通年で一般公開が行われています。



屋内は撮影禁止なので、公開されている絢爛豪華な部屋は迎賓館のホームページ写真をお借りしました。