今年は長い間花を楽しませてくれましたが、きょう12月15日には日本列島に寒波の襲来…、薄氷が張り気温はマイナス2度の朝、葉が真っ黒になり数輪残っていた花も萎れてしまいました。もうこれから咲く蕾もほとんど付いてない状態なのでやり切ったという感じの大往生でした。
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咲き始めはほぼ例年通りの11月11日、こんなに太い幹でもキク科ダリア属、原産地はメキシコ、中米の多年草です。その雄大な姿と美しい花から最近人気の植物ですが、霜に弱いため栽培地区は関東以西となっていますので、この辺は北限地でしょうか。
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満開は11月23日頃、幹も4~5mの高さになり冬空に威風堂々と花を開いていました。
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いつもの年は台風の強風で長い茎が折れ、残った花も12月初めには霜で萎んでしまいますが、この地方の今年は台風禍がなく、皇帝ダリアも初めて天寿を全うした気がします。
しかし台風禍がなくてもそれよりも強いコロナ禍が吹き荒れています。
医療関係者のご苦労には感謝の気持ちでいっぱいですので、何もお役に立てない高齢者はせめて罹らないように懸命の注意をしたいと思います。
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さて明けて16日、いつまでも無残な姿を曝しておくのも哀れなため、介錯の鋸で伐り倒しました。紐で縛られた太い多年草は、燃えるゴミとしてシールを貼られ一生を終わりました。残った株からは来年新たに元気な芽が出てくることでしょう。