野草散策でみつけたワンピース

散歩や旅行等イベントで見掛けた野草。彼等の生き様で気付きと戯言

鶴見川源流へ行ってみた:ウラシマソウやジロボウエンゴサクに

2016-04-15 16:52:02 | 日記・エッセイ・コラム・植物
曠然にして自適に、浮雲(はぐれ)の如く
昨夜の熊本地震、まだ余震が続いている様だが被害の大きさが次第に明らかに…。
親族等親しい方がおられる方々は心配だろうなぁ、ご無事で有りますよう!

不謹慎かもしれないが…晴れたので何処へ向かうか悩んだが水を買いに行く途中で
ふと鶴見川源流が頭に浮かび長池公園から山の中を通って鶴見川源流域へ。
雨上がりなので急な下り等が少し心配だったが、途中カジイチゴの群生や
セリバヒエンソウに出会い、大いに気を良くして向かった。

ウラシマソウに出会うなど大成果、今日はそんな所を:

写真(←)は自宅から長池公園向かう途中通過した清水入緑地の八重桜。
背景の新緑にピンクの花が際立っていて、とても良い感じだった。


長池公園側から尾根幹線を渡る橋の手前に梶苺(カジイチゴ)が群生、ミツバチやハナアブが沢山来ていた!

最初に出会ったのは芹葉飛燕草(セリバヒエンソウ)だった。薬科大の薬用植物園や神代植物公園でしか見掛けないものが、こんな身近に沢山出てるとは!
誰もいない山道を急な斜面のあるので足元が気になるが、これで気を良くしてどんどん先へ。ちなみに出会ったのは山岳マラソンの練習と思われる一人方だけ。

急な坂道を下って畑のある広い所にでると最初に見かけたのは野薊(ノアザミ)だった。まだ心持早い気がするが…。

スミレの類が沢山出ていたのであまり注意を払っていなかったのだが遠目に「あれはカキドオシかなぁ」と思いながら土手に寄って初めて気づいた。
次郎坊延胡索(ジロボウエンゴサク)だ。行動範囲内では片倉城跡公園の池の裏(山側)に出るのを承知しているだけだ。此処にも出るんだねぇ。

少し寄って撮ってみたのが此れ。北海道のエゾエンゴサクより地味な色合いだが同様に味のある野草だね。エゾエンゴサクはもう出始めたかなぁ?

濃いブルーの菫(スミレ)が出ていた。スミレの同定は難しので何とも自信はないのだがスミレと置いておく事に。
以下は、その他出会ったが似た者同士を:


胡瓜草(キュウリグサ)花だけ見るとワスレナグサを極々小さくしたみたい

これも極めて小さい同じブルーの花 立犬の陰嚢(タチイヌノフグリ)

お馴染みの山吹(ヤマブキ)だが 左の写真との対比で

これは白山吹(シロヤマブキ)と言うそうです

結構、色んな出会いがあったが何と言っても

鶴見川源流へ行った時、帰りは上りになるので一般道路経由で帰るのが常なのだが、多分抜け道で利用する車が増えたのか交通量が多く、危ないので
同じ山道を使って帰る事にした。ふと斜面を見るとマムシグサの様なものが出ているではないか!釣り糸の様に頭から髭は伸びたものが結構纏まって出てる。
浦島草(ウラシマソウ)ではないだろうか?自生しているものを見るのは初めてだぁ

鶴見川源流は未だ保全中の様で、周りを柵で囲ってあり、昔の様な風情はない。保全の効果だろうか、水量は圧倒的に増えた様だ。
此処で持参した握り飯で昼食を取る事に。近くの木柵に大きな蜂が…一瞬「もう、スズメバチ?」と思ったが背黒脚長蜂(セグロアシナガバチ)の様だ。


梶苺(カジイチゴ)に来ていた西洋蜜蜂(セイヨウミツバチ)

握り飯を食べてる時、足元に来ていた七星瓢虫(ナナホシテントウ)

小青花潜(コアオハナムグリ) 春紫苑(ハルジオン)がお好み?

紅小灰蝶(ベニシジミ) 以外ではテングチョウ、アゲハ、ルリタテハも

急に思いついたのは天の采配だったかも!色々な出会いに恵まれた。

コメント
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