曠然にして自適に、浮雲(はぐれ)の如く |
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7/8・17時半から開催のギターコンサートに行ってみた。体育館の展示物の中でのもので丁度満月の光が差し込みのではと密かに期待していた。 此処は新十津川町が廃校になった旧吉野小学校を回収し彫刻家/五十嵐威暢氏のアトリエ+ギャラリーにしたもので、当日はギタリスト/竹形貴之氏の演奏があった。 少し早く行って周りをちょっとだけ歩いた。冒頭の写真の様に外からみると小学校の面影がありありだが、中は学校の面影はなくコーナーや開放された部屋は正に。 入口は木製のアーケードに成っていて中に入って振り返ると黒いタイムトンネルの様だった。校庭のある四角いアングルとその先にある落石が、そのタイムトンネルの先に見える とても面白いやり方だ。五十嵐さんもいらしていたので聞いて見れば良かったなぁ。 ギャラリー”かぜのび”は次のURLで詳しく説明しています http://www.takenobuigarashi.jp/kazenobi/ 演奏会の雰囲気と周りで出会った事を以下に: |
小さな体育館には白いカーテンのようなオブジェがあり、ギター演奏はこの中で行われる。 左(←)は演奏前の状況(クリックすると大きくなります)。 考えてみれば子供の頃の小学校の体育館は声が良く響いていた気がする。音響効果を意識して建設されていたのだろうか? |
スローシャッターでちょっとぶれているが中々良い雰囲気だった。月は出ていたが雲の影響で差し込むほどではなく残念だったが久しぶりにギター演奏を堪能。 写真←は少し引いた状態の演奏風景。(クリックすると大きくなります) 演奏技術のトレモロをアルハンブラ題材に分かりやすく説明して頂いたし、ハーモニックスの音色にはとても癒される。 学生時代の独身寮で同室の同僚が”アメリアの遺言”に四苦八苦しながら練習した居たのを思い出し、懐かしい! |
以下は、少し明るい内に旧吉野小学校に入って周りの見てみた雑感: |
小学校の向かいにあった石碑。中空知コタン跡地とあるが碑文を読んでちょっと憤慨、”アイヌ給与地”とある!無理やりこちらに追いやったのだろうか? 確かに目の前に川があるので所謂沢で生活圏になる得るだろうが…。 写真左←がその川(クリックすると大きくなります)。とてもきれいな川だった! ワッカウエンベツ川と言うそうだが少し離れた川の名前の看板にアイヌ語で”水が・悪い・川”の意味で飲料にならず魚も入らない事から付いた名の様だ! そんな所にアイヌが元から住み着く訳がない!当時の明治政府の横暴なやり口の証だわ 更にある石碑をみえるとこの川が氾濫し大規模な水害を起こしたそうで、その後の治水事業で流域は昔と変わっちゃるかもなぁ?
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ちょっと憤慨したが久しぶりのギター演奏で気分が紛れたかもしれない。慣れない夜道を車で帰るのは鹿とか飛びださないかと心配だったが終始遠目で運転して帰ってきた(笑) |