週末は、繊細なアコースティックギター(エレアコ)の音色と、
美しいコーラスワークに酔いしれてきました。
新潟県刈羽村の「ラピカ」という施設は、
竣工当時の会計検査かなんかで、
「畳1枚が数十万円?!」と、異常な工事費で、
公共事業のあり方について、いろいろと問題になり、
ひところ有名になった建物でしたが、
今回、初めて中に入ってみました。
想像していたより、小さな建物であの事件で有名に
ならなかったら、どこにでもありそうな公民館的施設でした。
会場は、200名くらいの客席でしょうか?
組立式の階段状に客席を設置したり、
分解して平な体育館のようにも使えるようになっています。
ステージは、思っていたより狭いのですが、
1~5名程度の演者であれば、丁度良い広さ。
舞台装置もシンプルで、モニターやスピーカーもごくごくシンプルで、
小さなものでしたが、音質が良く、ホールの音響も悪くなかったので、
ちょうどこの規模のアコースティックライブには、
なにもかもが「しっくり」と言いますか、「ぴったり」な会場でした。
てか、きっと準備された方々のセンスが良かったのだと思われます。
4グループが出演とのことでしたが、
時間的に2グループだけしか聴くことが出来ませんでしたが、
有意義な時間を過ごすことが出来ました。
最初は、「FAS」と言うグループで長岡周辺で活動されてるようです。
フライング アゲインスト スカイの頭文字で「FAS」だったかな?
「もう一度、空を飛びたい」ってことでしょうか?
良いグループ名ですね。
・・・ってここまで書けば察しの良い人なら、
「あ!NSPのコピーバンドかぁ~」と思うと思うのですが、
「正解です!」
・・・でもNSPってニュー・サディスティック・ピンクの略ですので、
本家よりセンスの良いグループ名かもしれませんね。(笑)
オリジナル曲もいくつか演奏されていましたが、
その中でも印象深い・・・ってか、いきなり号泣させられたのが、
「風の少年」という曲。
メンバーの甥っ子が17歳という若さでバイク事故で亡くなったそうで、
その少年に向けて歌った歌なのですが、
バイク乗りでもあるし、心情が伝わってきて・・・ウルウル。
2番目のグループは若い二人組のディオで、なんちゃって「ゆず」
なのかと思いきや、全曲オリジナルで、なかなか魅せてくれました。
元気を貰った感じです。
ただ、アコギの音が最初のバンドと違い「勢い」だけな感じで、
「やっぱり・・・楽器は値段だなぁ~」なんて、
穿った聞き方をしてしまう自分の「汚れた心」が、
恥ずかしくなってしまいました。
いえいえ、ちゃんと伝わりましたよ、
大丈夫、値段じゃない!値段じゃない!(笑)
今の40代と50代の世代間で、もっとも大きく違うのが・・・手拍子。
NSPのコピーなら、頭打ちの手拍子でも合うのですが、
「ゆず」のような若いグループは裏打ちで叩かないと、
ノリが違うので合わない。
会場も最初は頭打ちで手拍子を叩く世代と、裏打ちで叩く世代の
せめぎ合いで、演者が裏打ちを指示するまで、
ごっちゃっごちゃの手拍子が会場を席巻しており、
「う~む・・・」と苦笑い。
表(1拍と3拍)・・・演歌は更に揉み手までしないと、
間が持たないくらいですが、ロックは裏(2拍と4泊)。
自分を若く見せたい50代以上の方でしたら、
裏打ちを練習された方がいいですよ。(笑)
演者もスタッフも手作り感溢れる、実に暖かいライブでした。
まさに、小春日和な一日を過ごすことができました。
ありがとうございました。
また、次回もぜひ誘ってください♪
お疲れさまでした。
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追記
FASの演った22才の別れで、「ナッシュビル・チューニング」の
解説があって面白かったのですが、
ギター弾きではないので、よくわからず・・・
うちのバンドの元・アコギマンに聞いてみたら、
面白い映像を見つけて解説してくれました。
なるほどね。(・・・本当はよくわかっていないけど)
youtubeですので、気になる方は一緒にお勉強しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=_uYTRnKCkZM