裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

夢の扉~NEXT DOOR

2006年05月23日 | 映画・TV
毎週日曜夜6時半から、TBSでやってる番組
「夢の扉~NEXT DOOR」 が、なかなか面白い。

「夢の扉」番組HP

4月23日と30日に放送されたカンボジアの地雷撤去を
市販のバックホーという重機(ユンボとも言う)を改造した機械で、
安全に行えないか?という挑戦をしている日本人(雨宮清さん)の特集だった。

もともと建設機械の販売修理会社を経営していたのですが、
仕事の関係でたまたま立ち寄った内戦の続いたカンボジアで、
足を地雷でなくした子供達の姿を見て、
自分の持ってる技術や能力を生かして
「なんとかできないものか?」と考え、
チラシの裏紙にイメージ図を書いたところから、
試行錯誤を重ねて改良し、今や何十台も実際に使用して
作業が行われ、危険な地雷地帯が畑に変わって生活の糧となっている。

「可愛そう」という感情は誰でも持つんだと思うのだが、
そこから「自分に何かできないか?」という発想に到って、
それを実現していくのってなかなか出来そうで出来ない。

よく「ボランティア」って簡単に言うけど、
もともとの意味でのボランティアってのは、
僕らがイメージしてる「無償の奉仕活動」とは違う。

語源はラテン語の「Volo(個人の自由意思で自発的な行為を行う人、の意味)」と言われています。
また、「自らすすんでする、任意の」という意味の
「Voluntus」「Voluntarius」に人を表すerをつけて、「Volunteer」(ボランティア)になったとされていて、
「Volunteer」には志願兵とか義勇兵から来ているようだが、
戦争は別としても、あくまで強制されない
「自発的・自由意志」なのであって、偽善とはまったく意味が違う。

日本では寄付とか寄贈って時に、かならずその団体の代表などが、
新聞記者の前で大々的な授与式なんてものをやってしまうが、
そーいったものは、ボランティアでもなんでもなく、
ただの名誉を得るためのパフォーマンスに過ぎない。

食料援助とかってのも、その場凌ぎの助けには
なるかもしれないが、単に食事だけを配っても、
何も解決できないと思う。

自分達で自給できる環境づくりや技術を伝えることの方が、
どれだけ意味があるだろうとちょっと思っていた。

「世界の地雷を全て撤去する」という夢を語った
雨宮さんの自発的な強い意志と行動力に
敬服すると同時に涙が流れてきた。

僕らは何もしないことも自由だが、
出来ることをする、やれることをするという自由
もあることを忘れていないだろうか?

かと言って、今すぐになんか始めてみようたって、
自分のことで精一杯なのだけど、
少なくとも何かを感じる意識だけは、忘れないようにしたい。

愛があれば・・・LOVE IS OK!!

2006年05月23日 | つまネタ
なぜ人類は進化を遂げたのか・・・
それは人間には飽くなき探究心と限界を超越する
チャレンジ精神を持っているからであろう。

「このままでいいや!」
と思った時点で、その人の成長は止まるのだ。

常に新しいことにチャレンジして、
無理だと思われていたことを乗り越えてこそ成長できるのだ。

何事も恐れぬ、果敢なチャレンジ精神!

未来のDOORを開けるフロンティア精神!

つまり、特攻(ぶっこみ)の拓 曰く

「スピードの向こう側」なのである。


・・・そして今朝も、
我が家ではちょっとした実験が行われた。

何気なく、朝食に出された納豆。

「ちょっと古いんだけど~」と妻。

賞味期限を確認すると4月30日。

現在5月18日・・・すでに2週間以上過ぎている。

妻に言わせると
「納豆は最初から腐っているのだから大丈夫!」

彼女は確固たる自信に溢れ、
満面の笑みを浮かべながら力強い言葉を放つ。

「え~? マジ~?」

ビビる俺、恐る恐る臭いを嗅いでみる。

「・・・・う~ん、ん? 臭いじゃ 全然わかんね~」

当然だ、納豆はもともと臭いのだ。


「いいよ、パンでも食うからさ~」

一瞬、般若のような顔をされ、見えない意気地なしの
レッテルを貼られる。

「御飯は炊きたてだよ~、絶対に大丈夫!
昨日、私食べたもん!!」

うう、そこまで言われたら・・・
男の威信にかけてもココは食うしかね~!

♪やるなら今しかね~♪

醤油と和辛子を入れ混ぜる、ひたすら混ぜる・・・
おもむろに炊きたてホカホカの御飯の上に載せる
・・・そして御飯と納豆をかき混ぜる。

さあー、新しいDOORを開ける瞬間だぁー!

そして今こそ人類は進化するのだぁー!

・・・・勢い良く、最初の一口をかっこんだ瞬間!・・・


「エチケット・タ~イム!」(@愛エプ)


「おめーなー、なんちゅーもん食わすねん!カビの味がすっぞ!」


って、妻・・・大爆笑!!


「や、や、やられたわ~!」


でも・・・愛があれば・・・LOVE IS OK!!

大停電の昼に

2006年05月23日 | ひとりごと・日記
「映画みてたら急に停電なんだけど~」
というメールが届いた。

地元で前々日に、4.4万世帯の大停電があった。

原因は今朝の新聞によると、停電の翌日の午後2時過ぎになってやっと、
結局は電力会社側の発表で、
「変電所の部品交換作業中に思い込みによる人為的ミス」とのこと。
変電所の配電盤の交換作業で、誤って通電している線を
通常は自動的に切れてるはずという思い込みで、
切ってしまったというお粗末なもの。
(その変電所は手動切替だったそうな)

おおもとの変電所の工事が原因で起きた事故というか、
たとえ何十分だったとしても、信号も動かなくなるような
事件が起きたのに、原因調査になんで24時間以上もかかるの?

確かに、人がやることなんだからミスはあるさ、
でもその原因を把握するまでにそんなに時間が必要ってのは、
組織的に相当、異常事態だと思う。

この前も新潟市内全域が丸一日間も停電になった事故があり、新潟市内は大混乱した。
風凍害とか海風による塩害だとか言われているが、
依然はっきりとしていないし、
その停電による損害賠償もまったく電力側は認めていない。

一度だけ、その電力会社の建物改修の仕事をしたことがあったが、
一応、民間と言えどもあれだけの大会社なので、役所並に重々しく
数社の建設会社の入札制度で、その工事請負業社を決めるのだが、
結局はフェアな競争でなく、同社の子会社というか天下り会社みたいなのが、
入札参加してる会社にアプローチして来て、話をまとめてしまった。

その会社は同じ電力会社ビル内に窓口を置く、
本業が建設屋でなく、なんと「旅行会社」だったのだ。

公共だと、その行為が表ざたになれば犯罪であるが、
民間会社では、社内的な規律はどうあれ、社会的に非難されることはない。

公団だの公社だのばかりに世間の目は向けられていますが、
実は、電話会社や電力会社のような、半民半官みたいな会社ってのは、
ものすごく危うい状況にあるんだと、すごく怖くなったことがあった。

もともとさ、インフレ整備は税金で基本的に国が
してきたものを使って、「電波を売る」とか「電気を売る」って、
他に新参会社が参入できっこない産業を、民間になったんだからと言って、
何でもOKにしてるじゃん。

そりゃーさー、株式会社で一企業なんだから、善悪の判断に関係なく
単に儲かったり、個人的な利害で、悪いこともどんどんやるよね。
そこにモラルってのを求めても、それは妄想に近い。

なんでもかんでも民営化、民営化などと言ってる人は、
一見、正しいようだが構造(骨格だよね)改革の
「骨の部分」さえ無くなってしまう危険がはらんでいる事を知るべきだ。

「まさか?! あんな大きな会社がそんなことする訳ないじゃ~ん!」

って、この自由競争という聞こえの良い言葉を信じて、
拝金主義を肯定していく世の中で、もうそういう過去の夢物語は通用しない。

自由ってのは、それに見合った「責任」が伴わないと
後戻りできない恐ろしさがある。

だって、電力会社って原子力も持ってんだよ。

そんな会社が今回のような初歩的な失敗を故意だろうが、
単なる能無しなのか知らないが、隠そうとするんだもの・・・。

今回の停電に関する損害に対しては、
「誠意を持って対応する」だってさ。

北の国からの「かぼちゃ」や「土のついた1万円札」じゃねーんだから、

笑っちゃうよな~。