最後の家族旅行(このフレーズもなんだか、悲しいなぁ~)
デズニーシーの夜のファンタジーも堪能させて頂き、
花火まで見て、ホテルに戻ってチェックイン。
舞浜駅徒歩0分・・・という駅の隣と言いますか、
駅の中と言いますか、そんなホテルに泊まったのですが、
朝のバイキングで、洋食・和食の両方を頂き(笑)
11時チェックアウトだったのでゆっくりできました。
・・・二日目は上野です。
しかーも、「渋すぎるぜ!鈴本演芸場!」です。
あたしゃー、デズニーより、こっちの方がメインイベントざんす。
JR上野駅 不忍口(しのばずぐち)より 徒歩10分
演芸場の入口で購入する当日券(自由席)でOK!
大人2800円 学生2400円 子供1500円
家族4人で半日楽しめて1万円切ってます!
(ん・・・でも・・・よくよく考えるとディズニーのパスポートの
大人5800円って・・・のもかなり安いよね。)
通常興行と特別興行(来月は林家正造特別興行です)
毎月を1/3に割って、
上席・中席・下席と3つに別けて、出演者・出し物を変えます。
私たちが行ったのは4月上席・昼の部ということで、
-------------------------------------------
昼 の 部(12時開場) 12:30~16:30
落 語 ┌川 柳 つ く し
交 代 出 演 └鈴々舎 わ か 馬
マ ジ ッ ク 松旭斎 美 智
1:00
落 語 橘 家 圓 太 郎
落 語 林 家 し ん 平
漫 才 ホームラン
落 語 柳 家 は ん 治
2:00
落 語 桂 文 楽
パントマイム カンジヤマ・マイム
落 語 古今亭 志 ん 輔
2:50 お仲入り
三味線漫談 柳 家 紫 文
落 語 古今亭 志 ん 五
落 語 桃月庵 白 酒
太神楽曲芸 鏡 味 仙三郎社中
4:00
落 語 川 柳 川 柳
--------------------------------------
ほら~!誰も顔知らないでしょ?(笑)
でもですね~、ひと目みただけで忘れないような、
濃いキャラの方々ばっかり。
一回観ただけで、好きになって引き込まれるような、
味のある方々ばかり。
なるほど、これが「芸」なのかぁー。
LIVE感というのでしょうか?
名前も顔も知らない人が出てきて、
一言言っただけで、客を虜にしてしまう。
素晴らしいです。
落語だけでなく、色物(パントマイムや曲芸など)
バラエティーも富んでいて飽きない。
最初は、渋々入った妻や子供達も、最後まで一緒に観ていました。
なんなのだろう?・・・「人間味」とでも言おうか?
「人間力」と言おうか、「音符のない演奏会」みたいな感じでした。
ロック有り、ジャズ有り、歌謡曲有り・・・
どっかに話術のビートが流れていて、心地よい旋律が乗っかってく感じ。
粋で、お洒落で、なにより心意気が熱い!
芸人さんってのは凄いですね。
ただただ、感服しながら、ただただ、笑わせていただきました。
初めて寄席に行った、田舎者の素人が言うのもなんですが、
下手な映画を観に行くより、断然、寄席です!
子供たちにも良い経験になったと思います。
上野公園は、すでに桜が散りはじめていて、
すっかり桜吹雪って様相。
中でも印象に残った一席は、林家しん平師匠の打った
古典落語の「あたま山」(あたま山の花見)。
話の筋は聞いたことありましたが、
実際に生で全部聞かせてもらったのは初めて・・・。
-------------------
「あたま山」
「腹空いたなぁ~・・どっかに喰うものねぇ~か~」
ってんで、あたりを見回すと、花の散った桜の木に
なにやらぶらさがっておりやす。
これをよーく見るってーと、
「お!さくらんぼじゃね~かー!」
「うめぇ~ うめぇ~」ってたらふく食って寝ると、
翌日、自分の頭のに桜の木が生えてきた。
「誰にも言うんじゃね~よ!」って、長屋の仲間に
言い聞かしたところで、あれよあれよというまに江戸中の噂になり、
「あたま山の花見」で朝から晩まで大騒ぎで眠れやしね~!
物好きな大旦那が、話の種にその頭に生えた桜を大金で買うと
言い出し、「こりゃ~!ありがてぇ~!」ってんで、
引っこ抜いて売っちまったのはいいが、
抜いた頭にはぽっかり穴が空き、そこに雨水が溜まり
今度は池になった。
池になった頭には、虫が沸き、魚が住み着いた。
こうなると、だまっちゃいねーのが、釣り弘法。
毎日、毎晩、今度は「あたま池」で釣り三昧で眠れやしね~。
こんなに眠れずに、辛い思いをしなきゃならね~んなら、
「いっそ死んだ方がましだー!」
ってんで、てめえ~の頭に出来た池にポッチャンと、
身を投げて死んじまったという一席です。
------------------------
「SF落語」とでもいうべき、
ちょっと変わった話なのですが、
古典なのです。
この頭に生えた桜が、さも見えてしまう不思議さ。
「んなわけね~」な話に、ずるずると話に引き込まれて行って、
自分の頭の池への身投げのオチなんか、
ちょっと背筋がゾクっとしてしまいました。
活字で読む小説とも違う楽しさ、
話術、話芸って素晴らしいですね。
・・・また、機会があれば、
ぜひ寄席に寄・せ・て・いただきたいものです~。
デズニーシーの夜のファンタジーも堪能させて頂き、
花火まで見て、ホテルに戻ってチェックイン。
舞浜駅徒歩0分・・・という駅の隣と言いますか、
駅の中と言いますか、そんなホテルに泊まったのですが、
朝のバイキングで、洋食・和食の両方を頂き(笑)
11時チェックアウトだったのでゆっくりできました。
・・・二日目は上野です。
しかーも、「渋すぎるぜ!鈴本演芸場!」です。
あたしゃー、デズニーより、こっちの方がメインイベントざんす。
JR上野駅 不忍口(しのばずぐち)より 徒歩10分
演芸場の入口で購入する当日券(自由席)でOK!
大人2800円 学生2400円 子供1500円
家族4人で半日楽しめて1万円切ってます!
(ん・・・でも・・・よくよく考えるとディズニーのパスポートの
大人5800円って・・・のもかなり安いよね。)
通常興行と特別興行(来月は林家正造特別興行です)
毎月を1/3に割って、
上席・中席・下席と3つに別けて、出演者・出し物を変えます。
私たちが行ったのは4月上席・昼の部ということで、
-------------------------------------------
昼 の 部(12時開場) 12:30~16:30
落 語 ┌川 柳 つ く し
交 代 出 演 └鈴々舎 わ か 馬
マ ジ ッ ク 松旭斎 美 智
1:00
落 語 橘 家 圓 太 郎
落 語 林 家 し ん 平
漫 才 ホームラン
落 語 柳 家 は ん 治
2:00
落 語 桂 文 楽
パントマイム カンジヤマ・マイム
落 語 古今亭 志 ん 輔
2:50 お仲入り
三味線漫談 柳 家 紫 文
落 語 古今亭 志 ん 五
落 語 桃月庵 白 酒
太神楽曲芸 鏡 味 仙三郎社中
4:00
落 語 川 柳 川 柳
--------------------------------------
ほら~!誰も顔知らないでしょ?(笑)
でもですね~、ひと目みただけで忘れないような、
濃いキャラの方々ばっかり。
一回観ただけで、好きになって引き込まれるような、
味のある方々ばかり。
なるほど、これが「芸」なのかぁー。
LIVE感というのでしょうか?
名前も顔も知らない人が出てきて、
一言言っただけで、客を虜にしてしまう。
素晴らしいです。
落語だけでなく、色物(パントマイムや曲芸など)
バラエティーも富んでいて飽きない。
最初は、渋々入った妻や子供達も、最後まで一緒に観ていました。
なんなのだろう?・・・「人間味」とでも言おうか?
「人間力」と言おうか、「音符のない演奏会」みたいな感じでした。
ロック有り、ジャズ有り、歌謡曲有り・・・
どっかに話術のビートが流れていて、心地よい旋律が乗っかってく感じ。
粋で、お洒落で、なにより心意気が熱い!
芸人さんってのは凄いですね。
ただただ、感服しながら、ただただ、笑わせていただきました。
初めて寄席に行った、田舎者の素人が言うのもなんですが、
下手な映画を観に行くより、断然、寄席です!
子供たちにも良い経験になったと思います。
上野公園は、すでに桜が散りはじめていて、
すっかり桜吹雪って様相。
中でも印象に残った一席は、林家しん平師匠の打った
古典落語の「あたま山」(あたま山の花見)。
話の筋は聞いたことありましたが、
実際に生で全部聞かせてもらったのは初めて・・・。
-------------------
「あたま山」
「腹空いたなぁ~・・どっかに喰うものねぇ~か~」
ってんで、あたりを見回すと、花の散った桜の木に
なにやらぶらさがっておりやす。
これをよーく見るってーと、
「お!さくらんぼじゃね~かー!」
「うめぇ~ うめぇ~」ってたらふく食って寝ると、
翌日、自分の頭のに桜の木が生えてきた。
「誰にも言うんじゃね~よ!」って、長屋の仲間に
言い聞かしたところで、あれよあれよというまに江戸中の噂になり、
「あたま山の花見」で朝から晩まで大騒ぎで眠れやしね~!
物好きな大旦那が、話の種にその頭に生えた桜を大金で買うと
言い出し、「こりゃ~!ありがてぇ~!」ってんで、
引っこ抜いて売っちまったのはいいが、
抜いた頭にはぽっかり穴が空き、そこに雨水が溜まり
今度は池になった。
池になった頭には、虫が沸き、魚が住み着いた。
こうなると、だまっちゃいねーのが、釣り弘法。
毎日、毎晩、今度は「あたま池」で釣り三昧で眠れやしね~。
こんなに眠れずに、辛い思いをしなきゃならね~んなら、
「いっそ死んだ方がましだー!」
ってんで、てめえ~の頭に出来た池にポッチャンと、
身を投げて死んじまったという一席です。
------------------------
「SF落語」とでもいうべき、
ちょっと変わった話なのですが、
古典なのです。
この頭に生えた桜が、さも見えてしまう不思議さ。
「んなわけね~」な話に、ずるずると話に引き込まれて行って、
自分の頭の池への身投げのオチなんか、
ちょっと背筋がゾクっとしてしまいました。
活字で読む小説とも違う楽しさ、
話術、話芸って素晴らしいですね。
・・・また、機会があれば、
ぜひ寄席に寄・せ・て・いただきたいものです~。