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結論から申し上げますと・・・「いや~、好きだわ~。」
もっと極端に「変な人だけど憎めない人」的なのかと思ってたら、ぜんぜんそうではなく、今までに出会った人の中で・・・振り返ればそういう人がひとりくらいいたような気がします。
ま、さすがに名前は確信犯かとは思うけど。(笑)
時代設定は80年代後半 90年代前半でしょうか?
その時代がリアルタイム青春ど真ん中だったので、「あるある!」要素、懐かしさもど真ん中。
ネタバレ失礼ですが、悲しい話なのに何故か皆がハッピーという珍しい映画ですね。
ピチカート・ファイブの「ハッピーサッド」の歌を思い出しました。
原作を読んでない癖になんですが、やっぱこの監督・・・好きだなぁ~。
たださ、160分は長くない?
いえ、この作品はその長さがあって成り立ってるのかも知れませんし、その長さを感じさせないように上手く出来てるとは思いますが、一般論として映画として160分長い。
決して、説明的でなく上手にカットされていて、画としてシッカリ魅せてくれてるので長さは気にならないですけど、見終わった後に「え?この映画って何時から見始めたっけ?」となっちゃう。
もう少し短く出来たのではないかとも思う節もありますが、とにかく「横道世之介」君の魅力に尽きる。
高良さん上手い!
あわよくば、主役を喰ってしまいそうなくらいヒロインの吉高さんやりすぎコージーなのに、全然負けてない・・・てか、それくらいじゃないと横道世之介とバランスとれないのかもしれない。
商業的にはイマイチだったかもしれませんが、これだけ好評価なのも観たらすぐにわかります。
「日本の映画もまだまだ大丈夫!」って偉そうですが、ひとりの映画好きとしてなんだか嬉しくなりました。
160分の余裕の時間がある方はぜひ。