ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
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「功名が辻」から「竜馬がゆく」

2006年06月24日 09時08分21秒 | Weblog
例年大河ドラマの原作を正月に読む習慣がある。
司馬遼太郎原作の「功名ヶ辻」を今年の正月に読んだ。

一豊と千代は晩年土佐の国二十四万石の領主となる出世を遂げ、その後土佐藩は雄藩として山内容堂にいたる幕末まで続く事になった。

あの千代と一豊が気づいた土佐藩だから素晴らしい国だと思うが・・
実は「上士」と言われる関が原以来の山内家譜代の家臣と「郷士」と呼ばれた旧土佐藩の領主長宗我部一族に遣えていたものでは、同じ武士であり山内家家臣でもありながら大きな差別的な扱いを受けていたのである。一豊と千代が築いた土佐藩もその後は江戸時代の実は封建的な国家だったのです。

そんな土佐藩の古い体質に失望した坂本竜馬はやがて土佐藩を脱藩して広い世に出ます。勝海舟に見出され神戸海軍学校から長崎の亀山社中設立、やがて海援隊へ日本狭しと世界に目を向けて大活躍します。おなじ司馬遼太郎原作の「竜馬が行く」を現在読んでいます。



自分で新たな仕事を始めて数年が経ちました。

昨年は千代が生まれた郡上八幡の「郡上踊り」に不思議な風情を感じました。信長が築いた安土桃山城の史跡も訪ねました。一豊が活躍した長浜や関が原では古戦場を訪ねました。竜馬が生まれた土佐の桂浜では竜馬記念館を訪ね「闘犬」までみました。長崎では山の上に立つ竜馬の銅像に感激しました。長崎の思案橋、丸山には竜馬が遊んだ料亭も残っています。

思えば、私も「雪ん子」をぶら下げて、日本中を旅して今日があります。
いろいろな人に出会いました。
歴史上の人物とその地で活躍する企業経営者の顔がオーバーラップされてきます。いま、日本経済や石油業界も新たな維新の時を迎えているような気がします。

先日は岩手盛岡での営業、南部藩が生んだ「新撰組で一番強かった男」、「壬生義士伝」の吉村貫一郎は大好きです。彼の生涯は涙なしでは読めません。

昨日は「利家とまつ」の北陸金沢での打合せでした。

「雪ん子」は今年も歴史を訪ねながら夢を追いかけて全国を旅しています。