ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

注目 !  TOCOM先物市況

2007年07月06日 15時15分24秒 | Weblog
石油製品先物市況をのぞいてみると、灯油は12月物で693,100円/1キロリットルとなっています。
さらに1月では70円を超えています。(今日現在)。現在値よりも6円程度上がっています。

一方ガソリンは12月ベースで667,900円/㌔、現在値が70円を超えているのに灯油とは逆に下がっています。

12月ベースでは税抜きでガソリンよりも灯油の方が高い訳です。

どちらに力を入れるか、利幅を考慮して検討する必要がありそうです。
ガソリン200㌔㍑を店頭セルフで販売する場合と灯油200㌔㍑を配送で販売する場合の収益性と必要運転資金面でのメリットを冷静に考慮する必要がありそうです。

元売りや大手商社による仕込み状況を鑑みるとどうも先高感が強いようです。

天候条件次第ですが面白い展開になりそうですね、石油流通ビジネスに投機的な妙味が加わって収益格差はさらに拡大するのでしょう。

ここ暫くは、TOCOM先物市況に注目です。


http://www.tocom.or.jp/jp/souba/kerosene/index.html


少数精鋭主義

2007年07月06日 06時40分19秒 | Weblog
昨日は某元売り系の大手計算センターと業務に関する打ち合わせ。
最近ではSS業界の受託計算業務も変化しています。

SS業界の業態が細分化されてきましたから、売り上げ処理と請求者発行業務だけの画一的な単純な業務処理だけではなかなかクライアント企業の要望を満たすことは不可能な時代のようです。ひと昔のように受託計算料金だけではなかなか経営も成り立たない時代です。

SS店頭の運営オペレーションについては画一的な業務処理ですが、特に大手特約店や商社流通レベルの直売部門に関しては、業務改善のご要望が多いようです。膨大な直送商流の流通処理などについてはまだまだ改善の余地があります。

その分野では専門的な知識やキャリアが必要ですから細分化しているクライアントの要望を満たすためには時間も経費もかかります。特に受発注業務などではこれから大きな変化が出てくるようです。

石油流通企業ではここ数年、セルフ化など表面的な運営オペレーションで大きな変化が起きていますが、今後は社内統制を中心とするERPによる基幹系業務統合システムの構築が急速に模索され進行する事になりそうです。

日本版SOX法も施行されます。
当社のソリューションもSOX法対応に準拠する作業を開始しています。

当面は少数精鋭主義でがんばます。