ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ビジネスアイデアが生まれる時・

2007年08月27日 15時03分04秒 | Weblog
バイタリティーのあるSS経営者の方は「油外収益」という言葉自体に抵抗があるようで、最近では何のビジネスでも非常に興味を持って拡大展開中の方が増えてきました。

何でも、SS以外で利益が出せる商売が油外収益と考えればいいわけです。

たしかに、SSフィールドに限定して「儲け口」を探している時代ではありませんね、一つの「ビジネスフォームの寿命は30年」といわれて久しい訳で、その意味ではSSビジネスは曲がり角で淘汰の真っ最中。

ホームエネルギーに関する設備機器販売から修理なんて珍しくもありません。最近では水を売ったり、更には居酒屋経営から外食産業、はては介護関連ビジネスまで、バイタリティーのある全国のSS経営者の方は本当にいろいろと考え模索しています。灯油ローリーだと思ったら「温泉宅配用」のローリーだったなんてこともあります。

中古車販売や板金などもSS関連ビジネスとしては既に目新しい物ではなくなりました。最近では中古車販売などはお客様自身でもWEBで検索して自分で購入出来てしまいますから、頭打ちとなってきたようです。

損保ビジネスも、手がかかるし頭打ちのようです。

それなら、「金融業」ならどうだろう? なんて、笑ってしまいます。
SSで本当に金貸しができるの???
そりゃ資格も申請も楽な商売のようですが、
「だからさぁ~~、SSフィールドで金貸しをするわけじゃなくて、考えよう。」

まあ、クリーニング屋や宅配弁当を併設したり、いろいろと工夫してみるのも面白そうです。

そんな時に共通して言えるSSビジネスの強みとは、やはり「顧客管理データ」のようです。ところで、SSで支払い不良の客のデータを拾って金を貸したとしてどんな方法で回収するのでしょうか?

「そんな、発想じゃ、何もできないよ、中古車屋だって昔からあった商売を最近SSでもやっている訳で・・、そこから先の「何か・」を考える必要がある」とのご意見です。

ほほう~~、イカニモ、いかにも・・・。
確かに、世にニーズがあることをビジネスにするわけですから、工夫がポイントなのでしょうね。その手法が確立できればフランチャイズ展開なんてことにもなるのでしょうから、凡人の考える事とは発想の原点が違います。
彼は偉い!!

金貸しはともかくとして「犬も歩けば棒に当たる」という諺もあります。何でも考えているうちは税金も掛かりません。
悩んだり、苦しんだりしている中から新しい工夫が生まれるとの御宣託。
確かにその通りです。SSビジネスも成長期にはそんな野望家が選択する職業の一つであったはずです。
先代も苦労して考えてSSというビジネスを開業した訳で、現業としてはその「遺産」で食べてきたというところもよく考えれば本音なのです。

なんて、冷えたビールを飲みながら私と冗談を言っているSS経営者の方がいました。よく考えると・・・、的を得たご意見なのです。

ビジネスアイデアなんて、そんな馬鹿な会話から生まれてくるもののようですね、そしたら彼は「窮鼠猫を噛む」という諺もあると笑っていました。

とにかく、経営者にはバイタリティーが必要ですね。
そんな余裕のあるSS経営者の方と話していると時間のたつのも忘れます。

そんな経営者である彼が「灯油宅配」に改めて興味を示しています。『宅配』を切り口としたビジネスフォームは無限の可能性を秘めているというわけです。
何が生まれる事やら・・

お互いに、頑張りましょう。
近いうちに、また、酒でもな見ながら、野放図に考えた事を言い合いたいものです。楽しみです。

リエンジニアリング

2007年08月27日 10時02分50秒 | Weblog
涼しい北海道からうだるような暑さの関東へ帰り汗だくです。
実は会社としてなすべき事が山積で、どこから手をつけていいのやら考え中。

一番は「人材確保」なのですが、その前に社内業務の見直しと再構築作業も必要です。零細とはいえ、マーケティング企画開発からプログラム開発作業、営業企画開発、インストールから立ち上げ、さらにはサポートまで全ての業務を含みます。その上、社内経営監理体制の再構築まで含みますからメーカー企業としての組織確立は大変です。

さらに新規ビジネス立ち上げに際してのスタッフの業務スキルアップに伴う社内規定の再整備や計画の立案実行など、おもに経営管理に関する事項もポイントとなっています。

とにかく、省力化をはかり、業務の効率化をはかりスピードを重視した経営体制を創り上げたいものです。

今日は内閣改造もあるようです。
人事や組織の体制構築はどこでも頭が痛いところでしょう。

我々もスタッフが行う全社的な作業をすべて分解して、企業として適材適所の組織再構築を目指しています。

業務平準化や省力化は我々のビジネスの根幹ですから、みずからの経験をフィードバック出来るようなリエンジニアリング(企業の再構築)を目指します。