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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2013年9月の惑星

2013-08-31 21:52:11 | 惑星・天体ニュース

  風の中に秋を感じるようになりましたね。
  さあ、今月の惑星はどんなでしょう?
  いつものように順に見て行きますよ。

 水星:8月は朝の空にいた水星が夕空に戻ってきます。10月9日に向けてゆっくりゆっくりと、西空から南に移動しつつ高い位置になってきます。と言っても、水星は地球より太陽に近い位置で回っているので、太陽から距離をとってくれません。
    夕陽の沈んだあとに低くに見えて、あっという間に太陽を追いかけて沈んでしまいます。地平線に雲が少なく、晴れた日に双眼鏡を使ってみる方がおすすめです。

 金星:夕陽の沈んだあとの西空に1番星を見つけたら、まずそれは金星です。
    少しくらいの近眼の人でもわかる位明るく輝いています。水星より先行して、南空へ移動中。春の星座の1番端の星・スピカと並んできましたよ。9月9日には、スピカの左上に金星、その左上に3日月そして月の上に土星、と賑やかな西空になりますよ~。
    9月19日には、金星と土星が、恋人のように仲良く並びます。

  
 火星:朝に東空にいる火星。朝が夜明けが少し遅い分、火星も日の出前に少し姿を見られるようです。夜明け前に起きる方にはチャンス。(夜明け前に起きるなんて!私には、無理)

 木星:冬の星座といっしょにいるので、夜中を過ぎるともう東から上ってきます。夜更かしか、朝早起きの方には見られる木星です。慌てず冬になれば見られますから、待ちましょう。

 土星:春の大曲線の1番端の星・スピカを追うようにしてきた土星。そのスピカがまず金星に近づき、19日には、土星が金星と近づきます。

  というわけで、金星・土星の動きに月が絡んでくるあたりの9月9日。そのあと、さらに金星と土星が接近していく様子など、今月は大いに楽しみましょう!

  今月は、特に惑星の惑星らしさを知れる月です!
  特に、金星なんて夕方の同じ時間で見ていると、高さをほどんど変えずにジワジワ南に移動して行っておかしい動きですよね。スピカや土星と遊ぼうと待ち構えている遊び人みたい?惑星を「遊び星」という人もあったそうですが、ホントにそんな感じです(笑)。

  大いに惑星に惑わされて、昔の人がどうして「惑星」がおかしな星と気付いたのか。そして、「この変な星たちは、太陽の周りを地球と共にまわっているのじゃあないか!?」と気づいた先人の叡智に、拍手しましょう。

  

コメント
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