毎年紅葉の時期に、必ずと言っていいほど紹介される日光の紅葉。
今年も確か今週の月曜日に紹介されてた。
一度見てみたいな~と思っていても、日光は観光地だしひどく混むと思いずっと敬遠してきたが、
平日なら少しはマシだろう、時間を見ながら周れるところを歩いて来ようと考え、
混雑は覚悟で行くことにした。
湯本行きのバスは数人立つ程度だったが、その人たちもある区間を過ぎると補助席に座ることができた。
いろは坂の紅葉が見ごろになっているらしいので、バスに乗るとさっそくカメラを用意する。
しかし、バスの中からではうまい具合に撮れないし思ったほどきれいではない。
あまりに期待が大きすぎたのか?
今回は明智平から半月山に歩き、その後時間を見ながら中禅寺湖畔に下りる予定。
日光はそれこそ修学旅行と若いころに行ったきり。
コース 明智平~茶ノ木平~半月山~阿世潟峠~阿世潟~立木観音~中禅寺温泉
明智平のロープウェイには行列ができていて乗るのにずいぶんかかりそう。
ここは待つ時間がもったいないので、歩いて展望台まで登る。
登り口には『立ち入り禁止』と書かれているが、事前の調べでは歩いて登っている人も多数いるらしい。
ほんの10分ほどで展望台建物に到着し、ロープウェイ職員の好意で建物の中を通らせてもらう。
展望台からは華厳の滝、男体山の見晴らし。紅葉イマイチ?
ロープウェイの展望台から数分登った所にも、華厳の滝のビュースポットあり。
ここまではカメラを持った人々が何人か来ていたが、その先茶ノ木平に向う人は誰もいない。
こんな笹原の中をゆるゆると登って行く。
途中、二ヶ所ばかり巡視路と交差するが茶ノ木平の標識に従い行く。
もうほとんど葉の落ちた稜線。
茶ノ木平分岐手前の観瀑台に着く前に、ビューポイントあり。
日光白根山も見える。
ビーポイントから1分ほどで観瀑台。ここからの眺めは木立が少し邪魔だった。
すっかり葉を落とした木々。ダケカンバやブナ、カエデなど。
所々で倒木が道をふさいでいた。
跨いだり潜ったりして通る。
中禅寺湖道路に出る手前に展望台があった。
中禅寺湖畔の山肌がきれい。
少し雲が出てきた。
男体山の上には灰色の雲・・・。朝のうちはすごくいいお天気だったのに~。
一旦中禅寺湖道路に出て道路を渡り、今度は狸山への登りとなるが、
バス停で時間を見るとあと数分で半月山駐車場行きのバスが来る。
中禅寺湖展望台まで30分の歩きだが、もうすぐバスが来るのならショートカットしようか~と怠惰な考え。
少し雲も出てきたし~とか、阿世潟まで行かれるかどうかわからないし~とか、
自分で言訳いろいろ考えたりして・・・。
バスは5分ほど遅れて到着し、次の停留所『中禅寺湖展望台』まで乗る。
今日は1日お天気いいはず~と思って来たけれど中禅寺湖展望台に着いた時には完全に曇ってきた。
紅葉の名所『八丁出島』もくすんでいるし、がっかり。
半月山行きのバスは1時間半後。
中禅寺湖展望台でたくさんの観光客もパスを降りたけれど、
15分ほど景色を見たら下りのバスで戻るのだろうか?
ここから半月山に向けてまた登山道に入る。
が、コメツガなどの林の中、見晴らしもなくけっこう急登でイヤになってしまった。
落葉松もだいぶ葉を落としている。
ようやく半月山に到着。林に囲まれ眺望はなし。
山頂の少し先にある展望台は、駐車場から上がってきた人たちがたくさんいて賑わっていた。
空は灰色の雲に覆われてきて景色の色がない。
こんなはずじゃなかったのに・・・。
半月峠に向け、急な斜面をどんどん下る。
半月山まではそれでも数人の登山者と出会ったが、ここからは下に下るまで誰とも会わなかった。
半月峠から中禅寺湖畔に下る道もあるが、まだ時間もあるし阿世潟の林が美しいと地図に書かれていたので阿世潟峠を廻ることにする。
落葉松とダケカンバなどの明るい道。こちらに廻ってよかった~。
ジグザグとどんどん下る。
阿世潟峠からはまだ紅葉が少し残っていて、ここにきてようやく周りに色が付いてきたがほぼ終盤。
阿世潟からの湖畔の道はなかなか気持ちのよい遊歩道だ。
でもやっぱりお天気が悪いのと紅葉も終わりかけでイマイチ。
イタリア大使館別荘記念公園。
観光客が急に増える。この辺りまで散策に来るようだ。
歌ヶ浜駐車場より。
週の初めに来た人はとてもきれいだったと言う。
ほんの数日、2~3日でこんなにも様子が変わるものか?
二日前の雨も悪かったのかもしれない。
期待して出かけたけれどほんとにガッカリしてしまった。
帰りのバスの中から見たいろは坂の紅葉はきれいだと思った。
曇っていたしもう夕方だったので色ははっきりしないが、明るければきれいだろうな~というのは想像できた。
いろは坂は上りより下りの方がきれいな気がする。
下るときは夕方になる前がお勧め。
平日ということで10分ぐらい到着が遅れた程度で、心配したほど渋滞はなかった。
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