遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

カニ鮨

2006-02-05 | 食品加工(魚介)分室


ベニズワイガニを蒸して、冷水で冷やしました。

 普通はこのままいただきます、カニには酢があいます。

 一工夫してみました。



 左奥がカニの身の押し寿司です。カニの身を取り出し、足の身が表にくるように並べ、型に入れて押しました。

 予想どおり、カニの身と酢飯がばっちり合いました。

 中央がカニミソの軍艦です。
 
 濃厚なカニミソを酢飯が受け止めています。

 一番右が以前ご紹介した鯛の酢漬けで作った握り鮨です。

 立春の夜の食卓でした。

桐のごみ箱

2006-02-05 | 木工の部屋


数年前作った桐のごみ箱です。

 遊木民のアトリエにしては木工作品の記事が少ないのでは?

 もっと作品を見せて欲しいとの要望がありました。

 私の木工は趣味の世界ですので、自宅で使う物、プレゼント用、友人たちに頼まれて作るものがほとんどです。

 従って作品はかなり作ったのですが、差し上げたりして、自宅で使っているものの他は画像がほとんど残っていません。

 今思えば、写真を撮っておけばブログネタになったのに。

 わずかに家族の部屋等で日常使っている小物がありますので、メンテナンスに合わせて順次紹介します。

 これは桐で作ったごみ箱です。

 木組みが変わっています。含み蟻ほぞ組になっています。よく机の引き出しに用いられる木組みで、ほぞの先が幅広く、根本が狭い木組みですので引っ張りに強い木組みです。

 四方をこの木組みで組んであります、一度組むとはずせませんので一発勝負でくみ上げました。




 ほぞの先の方が根本より広がっているのがお解りでしょうか?

 引っ張りに対する強度が必要な時に用いる木組みですが、形が面白いため、デザインとして使う場合があります。

 このごみ箱も通常でしたなら、あられ組で十分ですが、意匠というほどでは有りませんが、四方含み蟻ほぞにしてみました。



 メンテナンスとして、軽くサンディングし、オイルを刷り込みました。

 合成塗料は年月がたつと劣化しますが、オイルフィニッシュは長く使うことで経年変化し、深みが増し、表面の強度も増加します。

 使い込むことで家具は進化すると思っています。