座敷ネズミの吉祥寺だより

吉祥寺って、ラッキーでハッピーなお寺ってこと?
中瀬の吉祥寺のあれこれをおしゃべり。

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)

2022-07-04 | おしゃべり

アドバンス・ケア・プランニング と、長々しくかたかなで書くのも

どうかと思うんだけど、

これを「人生会議」と訳すのも、ちょっとなぁ(笑)。

 

ACP の事です。

自分の近い未来の介護や医療をどうするか、

どのような最期を迎えるか、の

《心の準備》をしておきましょう、とう話のようです。

 

 

          

 

 

大寄公民館に 初めて行って来ました。

 

立派な建物です。

 

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)普及啓発教室が

開催される、と ネットで見て

電話で申し込んだのでした。

 

暑い日でした。

 

 

 

 

 

「在宅医療連携室」というのがあるそうで、

そこの室長さんが

「私と家族のハッピィエンドのために

   ~もしばなゲームを通して考えてみよう~ 」

というテーマで お話してくれました。

 

 

 

人は 人生の終わりに近づいたら 

自分の最期を 自分で判断したり決定したりができなくなるので、

その前に考えておきましょう、

その考えを 家族と共有しておきましょう、

それを かかりつけ医などの医療者や 介護者にも

分かっていてもらいましょう、というお話です。

 

 

 

医療難民が増えるかもしれないこれから先の日本。

 

家族に 重大な決定を迫る必要がないようにしたい。

 

人は死亡率100%。

 

身近に感じてこなかった “死” を

怖いものと思って避けていないで。

 

「救命」や「延命」の措置の選択を 

或る程度 自分で決めておきませんか?

 

どう死ぬか は、 どう生きるか。

 

自分の人生の着地を 家族のためにも 

ある程度 想定しておくのは 必要なのではないですか?

 

 

 

私はこれまで 人生の振り返りなどを学んできました。

 

これからの未来を考えるのは、ちょっと新鮮!

 

 

 

 

 

お話の後には カードを使って 4人ひと組になり、

「もしばなゲーム」というのをやりました。

 

ゲームの前提は 「余命半年」と言われたら? です。

 

余命半年と言われたら、

あなたは

自分らしく生きるために、

自分らしく死ぬために、

なにを望みますか?

 

いろいろな事が 一枚一枚のカードに書いてあります。

 

自分が望む事は その中の何なのか、

最後に残るのは どんなカードなのか?

 

これは グループの中の ひとりひとり違います。

 

個性が垣間見られます。

 

 

自分が捨てた(要らないと判断した)カードを

他の人が拾う事もあります。

 

他の人が捨てたカードを 私が拾ったりもしました。

 

その後 年代も 置かれた立場も違う4人で 

自分の考え方を 話したりしました。

 

楽しかったです!

 

これを家族でやるのもアリだなー、と。

 

ふざけないで 真面目に そう遠くない未来の話として

話しておくのは 悪くないなー、と思いました。

 

 

 

 

 

いろいろな冊子をいただいてきました。

 

意思表示ノートには

「私の意思表示」というページが 何枚もあります。

 

心臓マッサージは希望するか?

 

気管内挿管は希望するか? 

 

人工呼吸器は希望するか?

 

などなど。

 

人は考えが変わるものですから、

変わったら その都度 書き換えられるようになっているのですね。

 

国済寺の深谷寄居医師会でいただけるそうです。

 

 

 

 

エンディングノートには

病気の時は病名・余命を告知してほしいか?

 

可能な限り延命利用を受けたいか?

 

介護してもらう場所は 

なるべく自宅か? 病院・施設か? お任せするか?

 

喪主を任せたい人は?

 

葬儀の形式は?

 

など、盛りだくさん!

 

こちらは 深谷市の発行で、

市役所の長寿福祉課に行けば いただけるそうです。

 

(各支所や 公民館にも あるかもしれません。)

 

 

 

まだまだ死ぬつもりのない私は この辺になってくると

深刻にならずに考えられそうです。

 

けれど、確かに、必要になってくる事ばかりです。

 

残された人が 判断する時に 参考になるのなら

書いておくのも良いと思います。

 

そして これらのノートの置き場所を 伝えておかなくちゃね。

 

 

こういった意志決定の過程が大切だそうですので、

やってみようかな、と思ったら

ぼちぼち始めてみるのも悪くありません。

 

 

 

 

楽しく学ぶ貴重な機会でした。

 

 

 



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