住職のひとりごと

広島県福山市神辺町にある備後國分寺から配信する
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続報 インド古典舞踊奉納

2005年08月17日 17時11分22秒 | 様々な出来事について
8月21日万灯施餓鬼会に際し、午後7時より奉納されるインド古典舞踊の演目とその概要をお知らせします。

まずはじめに、マニプリダンスの代表的な演目、ライハラオバを奉納されます。

ライハラオバとは、メイテイ族に伝わる豊年祈願のお祭りのことです。そのお祭りで神様に奉納される踊りを披露します。

「ライ」は、神、「ハラオバ」とは、喜ばせるという意味で、この踊りを奉納して神々を喜ばせる、そういう踊りの内容になっています。特定の神と女神の前で踊り手がその土地の平和と発展と感謝の気持ちを込めて踊ります。

次に、クリシュナループワルナン。

インドの古典舞踊はヒンドゥーの神々や英雄を題材に取っているものが多く、その中でもポピュラーなのがクリシュナ神です。クリシュナ神は女たちの憧れの的であり、人々にこよなく愛されラーダやゴピーたちと戯れる愛の神として知られています。特にラーダはクリシュナ神の永遠のパートナーでもあります。

クリシュナ神については色々なエピソードがありますが、18世紀頃からマニプリダンスの対象になり、このクリシュナループワルナンでは、クリシュナ神を崇拝する踊り手がクリシュナ神の美しいお姿の描写をしています。

そして最後に、インドの有名な詩人であり哲学者でもあるラビンドラナート・タゴールの創始されたタゴールダンスを披露します。

タゴールは、その80年の生涯を通して自ら曲を付け2000曲以上もの歌を作っておられます。その曲にインドの古典舞踊マニプリダンスやカタカリダンスなど様々なフォークダンスを取り入れて、新しい創作舞踊を生み出しました。

この度披露しますタゴールダンスは、春の季節を歌った踊りです。
  ジャスミンの花咲く森で
  初めてジャスミンがつぼみを結んだとき
  友よ、私はあなたのために
  両手いっぱいの花を捧げました。

以上、お楽しみに、皆様お誘い合わせの上、多数お参り下さいますことをお待ちしています。
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