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Hanshin Tigers Series 2024

井川、完封で13勝目!(3日・神宮)

2006-10-03 23:09:19 | Tokyo Swallows
 今シーズンは(東京ヤクルトスワローズ先発)左腕・石川雄規をよく打っていたタイガースだが、【5回裏】まで「0対0」。タイガース先発の「エース」井川慶も2002~2003年シーズンを思わせるようなピッチング。今頃になって「調子」を上げてきた。できれば、このまま逆転優勝して、日本シリーズ進出、日本一になって、井川に“有終の美”を飾らせてやりたいが……そうなれば、口煩いタイガースファンも井川の“旅立ち”を認めてやる心境になるだろう。

 均衡が崩れたのは【6回表】2番・関本健太郎が三遊間、3番アンディー・シーツが1,2塁間を抜いて、1-OUT1,2塁。2-OUT後、5番・浜中治がセンター前に弾き返して、まず1点。6番・鳥谷敬がフォアボール(四球)を選んで、2-OUT満塁になって、7番・矢野輝弘が(代わった2番手・花田真人から)詰まりながらもセンター前にヒットして、2者が還って、「3対0」! 

【9回表】にも先頭の藤本敦士がセカンド左に強烈なゴロ! セカンド田中浩康が飛び込んで取って、ファインプレーだったが、藤本が1塁へヘッドスライディングして、判定は「セーフ」。ここまで“3タコ”(3打数ノーヒット)4打席目でようやくヒット性の当たりを打ったのに、好捕され、OUTにされそうになったので、必死に≪頭≫から行った藤本。この≪気合≫が追加点を導き出す。
 井川が送った後、2-OUT2塁になって、2番・関本がライト前にヒットを放って、「4対0」! その瞬間、小さく頷く井川。レフトスタンドの風景を見ていると、まるで≪優勝≫を目前にしたチームのようだ。秋の神宮は≪優勝≫した1985年を思い起こさせるから、風情がある。

【9回裏】も井川は打者3人で討ち取って、ヒット3本に抑え、8三振を奪って≪完封≫勝利! 13勝9敗(防御率3.15)。次はローテーション通りだと、12日のドラゴンズとの最終決戦(甲子園)に投げることになるが? もう一度、甲子園でラスト登板となるか? それとも……いずれにしても、背番号「29」タイガースのユニフォーム姿を目に焼き付けておかなければならないなあ~、と思う。

井川完封!奇跡へもう一丁や (デイリースポーツ)