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Hanshin Tigers Series 2024

下柳「エース」の証、8勝目!(18日・甲子園)

2007-07-20 21:29:25 | Koushien Stadium
 前半戦「最後」の試合。何とか勝って(ジャイアンツとの)この3連戦を「2勝1敗」で勝ち越したいタイガース。マウンドには「エース」下柳剛。試合を作ってくれる、という絶対的な信頼感があるから、安心して野手陣も攻撃に専念できる。それって(正しく)「エース」の証明。井川慶(ニューヨーク・ヤンキース)が去り、福原忍が「不調」で安藤優也が出遅れた中、プロ17年目で「エース」の座を掴んだ“おっさん”。その“おっさん”に頼らざるを得ないタイガースだが……

【3回裏】(1-OUT後)1番・赤星憲広が四球で出塁し、(チームの為)≪300盗塁≫を思い止まって(?)2番に久々に入った関本健太郎の(ヒット)エンドランで2-OUT_2塁。ここで3番・鳥谷敬が打席に入ったが、リレー中継のCS(sky-A)の中継が終わって、地上波の放送が始まった途端、4番・金本知憲がセンターバックスクリーンにブチ込んで、3ランではなく(第21号)2ランホームランで「3対0」! 
 鳥谷は誰(視聴者)も見ていないところで左中間にツーベース(2塁打)を放っていたらしい。これが先制点になって、続いた金本。タイガースに連勝の気運が高まってくる。

 下柳が【4回表】に1点を失った後、【5回裏】にも追加点! 先頭の赤星がセンター前ヒットで出塁した後、またしても「300」を封印して、2番・関本が(今度は)送りバント。2-OUT後、金本が歩かされて、まだ、この男の≪恐さ≫が浸透していないようだ、5番・林威助が「勝負強さ」を発揮して、レフトオーヴァーを放って「5対1」! 

 下柳は「いつも通りの」打たせて取るピッチング。だが、岡田彰布監督は「何故か」ピッチャーに打順が回った訳でもないのに、「エース」を【5回表】限りで降板させて、【6回表】から2番手に橋本健太郎。しかし、この起用が≪悲劇≫を生む……“ハシケン”が2球目のMAX=147kmを投げた途端、アクシデントを訴え、降板……腰痛だったらしい。

 本人もブルペンで「“シモさん”がもう一イニング行く、だろう」と思っていたのかもしれない。予想外の早い出番に急いで肩を作って、その結果が「これ」なのかもしれない。可哀相な“ハシケン”。ここまで中継ぎで頑張ってきたのに、今シーズンが「終わった」かもしれない。
 誰もが≪エース≫は“シモさん”だと思っているのに、ダッグアウトの岡田監督は別人を「エース」に想定することを止めない。それって下柳に失礼。≪エース≫の扱いをするべきだと思う。

 “シモさん”と“ハシケン”の(思わぬ)早期降板と、それから「左肩腱板炎」で登録抹消の『J』ジェフ・ウィリアムス「不在」で、またしても【7回表】から2イニングスを担当する予定の『K』久保田智之だったが、早速【7回表】に捕まり、伏兵(代打・小関竜也)に2ランホームランを被弾して、「5対3」2点差に詰め寄られる……それでもオールスターゲーム(@ガリヴァー)には初選出。胸を張って出て来いっ!! 

【8回表】に2-OUTから“ホリさん”(デーモン・ホリンズ)にセンター前ヒットを浴びたところで、『F』藤川球児にバトンタッチ! 藤川が奪三振1個の省エネ投球で打者4人を抑えて、連勝! しかし翌日(19日)からはオールスター「休み」。4連勝した後に雨で中止になるし(13日&14日)今シーズンのタイガースはいつも「こんな調子」。しかし後半戦は、そんな言い訳なしで「1位通過」を狙って欲しい、ものだ。

虎のルーキー小嶋が1回完ぺき投球 (デイリースポーツ)