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Hanshin Tigers Series 2024

シーツ、三度目の満塁で快打!(29日・甲子園)

2007-07-30 13:12:23 | Koushien Stadium
 前日(28日)13安打を放ちながら、2点しか取れずに(2対7)敗れたタイガース。原因は【2回裏】と【4回裏】2度の2-OUT_満塁でヒットが打てなかった3番アンディー・シーツ。初回も1-OUT_2塁で打てず、【6回裏】も2-OUT_1塁【8回裏】も2-OUT_1,2塁のチャンスで打席が回ってきて、5打数「ノーヒット」だった。3番シーツに1本が出ていれば、2年目の左腕・岩田稔にプロ入り初勝利が齎されたのだが……

 そして迎えた昨日(29日)の3連戦の3試合目。【3回裏】2-OUT満塁で3番シーツに打席が回ってきて、レフト線にツーベース(2塁打)! 走者一掃して「3対1」! 
 タイガースの3番は重荷なのだろう。シーツは重度のスランプに陥り、代わりに3番に入った林威助も調子を落とし、今岡誠は遂にファームに落ちてしまった。それほど過酷な「3番」。しかし現在のこのチームでは、やはり外国人(助っ人)のシーツが適任。その認識を深めた一打! 

【5回裏】には腰痛は癒えたのか? 「中4日」で先発エステバン・ヤンの代打、庄田隆弘が(途中で)止めたバットで三遊間の真ん中に飛んで内野安打。前日「4安打」の1番・鳥谷敬がライト線を破って、1塁から庄田が長躯ホームインして、スリーベース(3塁打)!! 2番・赤星憲広もレフトに流し打って「5対2」。これで試合の方向性を決定付けた。

【6回裏】には、最近ようやく調子を上げてきた8番・関本健太郎が(2塁に桜井広大を置いて)レフトスタンドに高々と舞い上げて、(何と!!)今シーズン初ホームラン! ユニフォームの上のボタンを外して<ワイルド>さを演出、関本。
 さらに(四球で出塁の代打・葛城育郎を置いて)鳥谷がライトスタンドへ高々と舞い上げて、(第5号)2ランホームランの競演! 「9対2」になって、タイガースファンを“楽園”(楽勝)へと導く「絶好調」男。

 ヤンの後は【6回表】左腕・江草仁貴が継いだ後、【7回表】【8回表】を渡辺亮【9回表】を左腕・筒井和也が担当し、前日の敗者復活のマウンドへ……渡辺は無失点でシーツ同様、汚名を返上したが、筒井は2失点で防御率13.50。大量得点差が付いているのに、マウンド上で一人蒼白な顔をしているのが≪異様≫だった。……それにしても、いつから横手投げを止めて、上手投げに戻したんだ? 「9対4」圧勝! 

虎11安打9点大勝!再び貯金「1」 (デイリースポーツ)