野球少年は夢を見る…

Hanshin Tigers Series 2024

今岡「3番」の新打線が奏功!(8日・ナゴヤドーム)

2007-07-09 12:31:01 | Nagoya Dragons
 前日(7日)1番にベテラン桧山進次郎を起用した奇策(迷采配)が空振り(3三振)に終わり、昨日(8日)は1番に桜井広大を起用したタイガース。その桜井が初回にセンター前にクリーンヒットを放ち、チャンスメーク! 2-OUT_1,2塁になって、5番(に上がった)林威助に打席が回ってきたが、あえなくピッチャーゴロに倒れて、ドラゴンズの先発≪天敵≫山本昌から先制点を奪えず……

 先制点はタイガース先発エステバン・ヤンが【3回裏】に許して、「0対2」。今日もこのまま「してやられるのか…」と思った矢先の【4回表】先頭の金本知憲が左中間にヒットを放って、5番・林がライトスタンドに豪快に2ランホームラン(第13号)を放って、「2対2」同点に追いつく!

 勝ち越したのはタイガース【5回表】1-OUT後、1番・桜井がストレートの四球で歩いて(警戒されている)、動揺した山本昌が2番・鳥谷敬のピッチャーゴロを2塁に悪送球して、1-OUT_1,2塁。ここで「3番」に上がった今岡誠がセンター前に弾き返して、1-OUT満塁! 
 今シーズンは某テレビ局との提携でヒット狙いに徹している(?)今岡。意外にこの「3番」が合っているかも知れない。地元(CBC)のアナウンサーは「一昨年の打点王の今中!」と叫んでいたが……!?
 ここで4番・金本がライト前にタイムリーヒットを放って、「3対2」勝ち越し! しかし、この1点止まり。もう1点が欲しかった。もう1点が取れない今年のタイガース……

【5回裏】ヤンが(案の定)4番タイロン・ウッズに同点タイムリーを浴びて、「3対3」……このままドラゴンズのペースに引きずり込まれるかと思ったが、【6回表】7番・矢野輝弘の今シーズン初ホームランで「再」勝ち越し! 更に1-OUT後、代打・赤星憲広がレフト前ヒットで出塁して、1番・桜井が確実に送って、2番・鳥谷の内野安打の間に赤星が好走塁で還って、「5対3」!

【7回表】にもその赤星の犠牲フライで「6対3」にして、後は『JFK』リレー! 昨日は『J』ジェフ・ウィリアムスが【7回裏】【8回裏】2イニングスを頑張って、【9回裏】は『F』藤川球児にバトンを繋いだ。そういえば、『K』久保田智之は【6回裏】に2三振を奪って、【7回表】に打順が回ってこなければ、【8回裏】もキッチリ抑えて見せただろう。『JFK』3人の調子が相対的に上がってきたのも好材料。

 2005年8月9日~11日以来の約2年ぶりとなる、ナゴヤドームでの「2勝1敗」勝ち越し、らしい。そして次……明日(10日)からは東京ドームに乗り込んで、「首位」読売ジャイアンツと3連戦。そして帰ってきて、甲子園で「再び」ドラゴンズと3連戦、その後に「再び」ジャイアンツと3連戦(誰が考えたんだ、こんな日程!!)……試練(“地獄”)の9連戦が始まる。……生き残れるか? 

岩田が1軍合流 上園、若竹に続け!! (デイリースポーツ)

下柳100勝の記念日!(6日・ナゴヤドーム)

2007-07-08 22:55:14 | Nagoya Dragons
 オールスターゲーム(7月20日~21日)の監督推薦(選出)から漏れた林威助(阪神タイガース)。その≪悔しさ≫を6日からの中日ドラゴンズ戦(落合博満監督)にぶつけてくれっと念じていたが、初回にそのチャンスが訪れた。2-OUT満塁のチャンスでセンター前にタイムリーヒット! 2点を先制して、≪鬼門≫ナゴヤドームで絶好のスタートを切ったタイガース! 

 先発は100勝を目指すベテラン左腕・下柳剛。この2点のリードを守りきって、6イニングスを3安打無失点に封じて、降板。【7回表】から『JFK』に託して、「2対0」完封勝利! 試合後のヒーローインタヴューに珍しく、この日だけは応じた下柳。珍しく饒舌だったが、これが「普通の」下柳なのだろう。次「普通」が見られるのは、150勝か、それとも……もっと「普通の」が見たい。

助けた“恋女房”矢野が下柳を激励 (デイリースポーツ)

サヨナラ勝ち~!決めたのは藤本~!(3日・倉敷)

2007-07-05 12:56:39 | Koushien Stadium
 東京ヤクルトスワローズには「強い」(6連勝中)阪神タイガース。【3回表】にアレックス・ラミレスにソロホームラン(第8号)を浴びたが、【4回裏】林威助がライトスタンドに豪快に放り込んで(第12号)「1対1」同点! しかしスワローズの先発は≪天敵≫の一人、左腕・石井一久だから、打線は沈黙……タイガース先発のエステバン・ヤンも踏ん張って、延長戦へ……

 延長【11回裏】決めたのは、藤本敦士だった。1-OUT_1,3塁で「勝負強い」矢野輝弘がサードゴロに倒れて、2-OUT_2,3塁で8番(途中出場)藤本。1塁は空いていたが、スワローズ・バッテリーは藤本を「甘く」見て、藤本はその初球を狙い打って、ピッチャーライナー! ピッチャーの遠藤政隆がグラヴで弾いたが、打球は高く舞い上がって、内野安打! 「2対1」サヨナラ勝ち! 3連勝!! 

 苦しい試合だったが、初戦をモノにして、そして昨日(4日)の第2戦。初回に4番・金本知憲のタイムリーで先制して、幸先の良いスタートを切ったが、【2回表】先発の福原忍が逆転3ランを喫して、「1対3」。その後、同点に追いついたが、【7回表】に勝ち越され、「3対4」で敗戦。
 いい流れだったのに、福原がその流れを堰き止めてしまう。昨シーズンは「エース」井川慶(現ニューヨーク・ヤンキース)が“連勝ストッパー”だったが、今シーズンは「新エース」に指名された福原が“連勝ストッパー”に成り果てている。これでは……

19歳右腕・若竹 次はオレの番だ! (デイリースポーツ)

まさかの坂! プロ入り初ヒットが先制HR!(1日・横浜スタジアム)

2007-07-02 12:51:36 | Yokohama Baystars
 今日も先制したのはタイガース。【3回表】8番スタメン起用の坂克彦がライトスタンドへ、これがプロ入り初ヒットとなる先制のソロホームラン! まさかの坂! 【4回裏】に先発のルーキー上園啓史が、同級生(東福岡高校)の吉村裕基に同点のソロアーチを浴びるが、【5回表】1-OUT_1塁で再び坂が、チャンスを拡げる、3塁線を破るツーベース(2塁打)! 

 ここで9番・上園がバントの構えからライトに打ち上げて、犠牲フライで勝ち越し! さらに前日(30日)下柳剛から≪喝≫を入れられた(!?)1番・鳥谷敬がレフト前に(巧く)流し打って、「3対1」! 
【6回表】には4番・金本知憲のソロホームラン(第17号)で「4対1」! 【8回表】には上園のパーソナル・キャッチャー、8番・野口寿浩が右中間フェンスにぶつけて、「5対1」! 

 先発の上園が【5回裏】まで1失点に抑えて、これで防御率(驚異の)1.96。その後を前日3/1回(打者2人)で楽をした(?)『K』久保田智之が【6回裏】【7回裏】を封じて、【8回裏】からは前日「休み」の『JF』ジェフ・ウィリアムス、藤川球児を今日(2日)は移動日だから継ぎ込んで、ベイスターズに連勝! 

桜井 祝!24歳バースデー代打H (デイリースポーツ)

ユニフォームが「まとも」になったら、急に「強さ」が戻ってきた!(30日・横浜スタジアム)

2007-07-01 22:58:34 | Yokohama Baystars
 ユニフォームが≪まとも≫になったら、急に≪強さ≫が戻ってきた! しかし相手は横浜ベイスターズ≪天敵≫三浦大輔。初回は簡単に3者凡退に捻られ、ああっ今日も苦戦するなっ、“貧打”に泣かされるなっ、と思った矢先の【2回表】先頭の金本知憲が打ち上げて平凡なセカンドフライ……しかし、これを≪名手≫仁志敏久が落球して……全てはここから始まった。ここから三浦のリズムが狂ってしまった。

 動揺した三浦が、5番・今岡誠にカウント「0-2」にして、ストライクを取りに来た真ん中の球を引っ叩いた今岡! 綺麗に三遊間を割って、0-OUT_1,2塁。6番(に下がった)林威助も(これも)綺麗に1,2塁間を破って、0-OUT満塁! ここで「勝負強い」7番・矢野輝弘がセンターフェンス直撃を放って、「2対0」! 
 8番・藤本敦士もフォークを掬い上げて、いい当たりを飛ばすが、ファーストライナー! (ダブルプレーにならなくて良かった)ここで9番(ピッチャー)下柳剛。ここは是が非でも、もう1点欲しい場面だったが、下柳が「2-0」と追い込まれながら、ファウルで粘り、ボールを見極め、フォークにバットを思い止まらせ、そして6球目を叩いて、高いバウンドのセカンドゴロ! これで3塁ランナーが還って「3対0」! 
 帰り際、下柳は打席に向かう1番・鳥谷敬に向かって、一言、声を掛けていた。それは「フォークに気をつけろ」ではなく、「次はオマエが(3塁ランナーを)還せヨ!」だったろう。(想像)その下柳の≪檄≫(ゲキ)も空しく、鳥谷は初球を打って、平凡なレフトフライに倒れるが、しかし、その≪檄≫は【8回表】の第3打席で効いてくることになる。

【5回裏】までベイスターズ打線を無得点に封じてきた先発の下柳。この調子なら【6回裏】まで投げ切って、【7回裏】から『JFK』投入の青写真を描いていたが、その【6回裏】2-OUTから、6番・吉村裕基にソロホームランを喫し、7番・石井琢朗にもセンター前ヒットを浴びて、ここで降板……
 2番手に「K」久保田智之が上がって、8番・相川亮二の4球目に石井が走って、キャッチャー矢野から好送球が来たが、これをベースカヴァーに入った鳥谷が落球して、2-OUT_2塁。下柳の≪檄≫が効果を発揮するのは未だ「先」……相川にも1,2塁間を破られ、1点差に詰め寄られるピンチだったが、ライトの林から好返球が返ってきて、3塁ランナー釘付け。続く代打・古木克明に9球粘られながら、最後は久保田がフォークで仕留めて、窮地脱出! 

【7回表】林が左中間を破って、1-OUT_2塁! 矢野が歩かされ、代打・関本健太郎がセンターフライ(金城龍彦の攻守)に倒れた後、二人目の右の代打は、桜井広大。ベイスターズの3番手。左腕「裏金」那須野巧から「1-1」からの速球(140km)をセンター前に弾き返して、「4対1」! タイガースファンは「こういう」ヒットが嬉しい。桜井は今や(関本を押し退けて)右の代打の切り札、だ。

 そして【8回表】に4点をもぎ取ったタイガース。戦端を開いたのは、鳥谷の右中間フェンス直撃のツーベース(2塁打)だった。鳥谷も「この」一打を切っ掛けに調子を取り戻してくれればいいのだが……2番・赤星憲広の送りバントの後、3番アンディー・シーツがセンターに打ち上げて、「5対1」! この人も「この」打席を切っ掛けに上向いてくれればいいのだが……この後、金本がライトスタンドに運び(第16号)今岡が三遊間を割った後、林が豪快にライトスタンドに叩き込んで(第11号)「8対1」! 

 これで『JF』を継ぎ込む必要がなくなったタイガースは3番手の橋本健太郎が【7回裏】【8回裏】をパーフェクトに抑え(3奪三振)【9回裏】を覚束ないながら、1点を取られながらも4番手の渡辺亮が(何とか)3つのOUTを取って「8対2」快勝! 交流戦(@日本生命)からの嫌な流れを断ち切り、セントラル・リーグ再開の初戦に最高のスタートを切ることができた。

上園は個人の感情より勝利最優先 (デイリースポーツ)