早いモノでテレワーク生活も1ヶ月近くになった。
簡単にテレワークと言うが、それに対応したインフラ、機器、セキュリティ対策などが準備されていなければ実現出来ない訳で、社内インフラの担当者が奮闘してのこと。何度か回線輻輳で仕事にならない事もあったが、その度に増強したり負荷分散したりと持ちこたえている。
我が家のインフラも強化した。
まず、オンライン教育が行われると言うことで息子にノートPCを買い与えた。
即納を最優先してDELL Inspiron 14 5000 Premiumで14インチ、Intel i5、メモリ8GB、SSD 256GB、Office H&B付きのモデルで税込み11万チョット。これにマウス、外付けDVD、ヘッドセットなどを加えて13万弱の出費になった。
息子向けの10万給付から足が出たが、モバイル向けで持ち運びも容易だし大学に行っても使う事を考えたらこれぐらいが最低限のスペックだ。
これでOKと思ったが、自室で講義が視聴できないという。
WiFiの電波が一番弱い部屋で、それが原因だと思ったら光回線が輻輳しているのが原因だった。
日中でもかなり性能が落ちて150Mbps程度、夕方から夜にかけて数Mbpsしか通信出来ず、まるでテレホタイムかよという始末。
原因はドコモ光のSo-net契約がぷららに移管された際にIPv6が引き継がれなかったことだった。
ぷららのコールセンターにTELして、起きている現象とIPv6の申し入れを行ったところ、テレホタイムの回線輻輳が大幅改善し息子の部屋でも不安定ながら40Mbps程度までは出るようになった。
残るはWiFiの電波問題だが元々NEC Aterm WR8600Nを長らく使ってきて、ぷららから無償レンタルして貰ったAterm WG1200HS3に更新したばかりだった。
WR8600NはWAN側100Mbpsでようやく無線系も200Mbps以上出るようになったが、2Fへの電波の到達具合はあまり改善しなかったので不満だったところである。
2Fで受信状況が良いところにWR8600Nを置くことを考えたが、残念ながら中継機機能は持っておらず有線工事はもっと面倒くさい。
WiFi中継器でも買うかと思ったが、値段を見ると6,000円以上する。
メーカーに拘らなければもっと安いが、異メーカーだと安定性の問題が出やすいのでNEC縛りになってしまう。
そこで無線APをAterm WG1200HS3からAterm WG2600HSに更新してみた。WG2600HSは4アンテナ機で電波改善が期待できるし、ダメでもWG1200HS3を中継器として使えば必ず改善する。
結果、置き換えだけで100Mbps以上出るようになったのでOKとした。
WG1200HS3は不要になったが、レンタル品なので売る訳も行かず、返却するのも面倒だしと。
Win10 ISOイメージはUSBメモリに展開済みだ。
実行はUSBのsetup.exeダブルクリックするだけ。デフォルトの次へを何度かクリックして環境を残す上書きインストールを選択して実行させる。
何故か再び更新プログラムのチェックとダウンロードが延々と始まって変なの?と思いながらインストールが始まり、30分くらい経って再起動の音がしたので様子を見に行ったら馴染みのWindows7の画面だったorz
エラー「0x800f0955 - 0x20003」が発生してUpgradeが失敗したとのこと。
何かに付け先人が居るモノでエラーコードでググったら対策として更新プログラムのチェックとダウンロードをスキップすれば良いのだそうだ。
その指示通り実行したら30分ほどで無事にUpgradeは終了してWin10proになった。
データは全て残り環境は継承されたが、家族設定が失われて新たにアカウントを作り直ししたりとひとしきり弄り回さなければならなかった。
Win10は余計なお世話機能が一杯施されていて、余計なことはさせないように設定変更していく。
不具合は何点か有って、都度都度Google先生にお願いした。
1. Excel/Word 2013が即落ちする不具合
OneDrive上のファイルだけは作成可能、既存ファイルは扱えない不具合だったが、MS製品を含んだWindows Updateを手動で実行したら復旧。
2.ATOK2014で入力出来ない事がある不具合
JSユーザ登録を実行し直したら復旧。
3.地デジ視聴環境が失われた件
地デジのPCIカードはサポート切れで半分諦めていたが、関連アプリの再インストールで復旧
4.DVDはPowerDVD10で再生出来たが、BDは再生出来なかった。PowerDVDのアップデートパッチはインストール失敗でお手上げ。Win7で最新パッチを当てとけば良かったと思う。
一通り動作確認が取れたので改めてクリーンインストールするのがベストだが、環境を作り直すのも面倒でこのまま使う事にした。
最後に修復ディスク作成とイメージセーブを行って終了。
7年前にWindows7のサポート切れまで使えると思って購入したPCで最近は"もう古いからね"で諦めていたが、Upgradeを機に立派に使える様に蘇った。仕事で使っているDELL 製Core i5 7500/8GB/SATA3 SSD/Win10proと全く遜色がない。
備忘録を読み返したら先代のHP製Windows XP pro PCも7年ほどでHDDを換装して延命し、動画や画像処理がネックで2年後に買い替えた。
今回もSSDに換装するなど同じような経緯を辿っているが、今度はBTOなので電源やFANの交換やグラボを追加したり延命を図れるし、いずれCPUやマザボも交換して使う予定にしている。
HDDがどうも怪しいのでSMARTを確認したが異常なし。
何はともあれ重要なことはバックアップだ。
これまでは性能と機能向上が著しく最新ハイエンド機に価値が有ったが、最近は新機種を見ても食指が動かないどころか興味を失いつつ有ったのが実情だった。やりたいことに困ってない。
ところがタッチ切れが再発し、電池もへたり修理期限切れが迫ってきたし、端末/回線分離で端末代金が上がることは避けがたい。ならばハイエンドが安く買える今のうちに変えておこうと思い立った次第だ。
以前と同じように回線/端末分離はウヤムヤになるだろうが、当時と違ってハイエンドでなくても問題無いので高いモノが叩き売られる事はもう無いと思う。
次機種はあまり悩むこと無くXperia XZ2と嫁さん用XZ2 Compactにした。
不人気な事から現行XZ3とCPUやRAM/ROMのスペックが同じにも関わらず格安で、手数料不要なオンラインショップで購入した。
機種変更の作業も以前に比べて簡単で1台辺り概ね2時間ほどで移行できた。
問題はバイクの管理アプリ moto.Noteのデータ移行が出来なかったこと。Android 9に復元機能が対応していないようで、新規登録が出来るだけだった。
Xperia Z3はタッチ切れを修理しバイクや車用ナビとして余生を送る事になっているので昔の記録は参照出来るが、あまりに残念すぎる結果で将来を見越して大手のサービスに移行したい。
失敗するのは、Windows7用のセキュリティおよび品質ロールアップだ。
Windows Updateによる再起動後、Windowsの再構成が終わり起動音が鳴るが再起動が掛かってセーフモード選択画面になる現象に陥る。
通常起動を選択すると再起動してセーフモード選択画面に戻るし、セーフモードを選択するとドライバの読み込みが終わった段階で固まる。いわゆるブートループと呼ばれる現象だ。
これを脱出するにはセーフモードで固まった状態で強制電源OFF、次に電源を投入するとWindows修復画面になり復元を選択すると、Windows Upadate前の復元ポイントに戻って復旧する。
Windows Update以前の状態のため、”セキュリティおよび品質ロールアップ”の選択を外し再びWindows Updateするという流れ。
このプロセスに1時間は軽く掛かるので非常に面倒くさい。
暇なときに対策しなければと思って毎月処置だけやってきたが、家族が遭遇して何度もお手上げになったので重い腰を上げてみた。
Google先生にお伺いを立ててみると、失敗の要因として常駐アプリやアンチウイルスソフトとの干渉、古いドライバとの不整合、周辺機器の問題と出てくる。
Windows UpdateをダウンロードしてHDDから実行する手順はNG。
一通りアプリをアップデートし、ドライバが最新であることを確認したがNG。
アンチウイルス以外の常駐アプリを終了してもNG。
アンチウイルスソフトを削除してもNG。
午前中から始め、夕方まで掛かってようやく成功したのはWindows7をクリーンブートしてWindows Updateを行う方法だった。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/929135/how-to-perform-a-clean-boot-in-windows
コレで上手く行くのであれば、起動時に読み込まれるドライバーのいずれかに問題が有る。
上記クリーンブートの戻し手順だと完全に戻るが、使う予定の無いドライバ、常時起動しておく必要が無い常駐アプリは実行しない設定に見直した。
丸1日掛けて対策したが、実は以下のとおり公知されていた。
https://support.digion.com/cs/news/news-288
対策が図星でDiXiM Media Serverは使ってないので削除したままだ。
ついでにアンチウイルスソフトは長年使い続けたAVGからAvast!に変えた。
AVGはポップアップが多くて目障りになったし使い勝手が悪くなったと思う。
本業も新規の引き合いより老朽更新案件がほとんどだし、他にも心当たりは多い。今年はそんな年になるのだろう。
まずは5年使ったプリンタEPSON EP-804Aだが、昨年から写真印刷に筋が入るようになったりヘッド詰まりが頻発するようになっていた。
メインの年賀状印刷もヘッドクリーニングで詰まりを解消し、ヘッド調整をして極力筋を消してから印刷していた訳だが、唐突にヘッドが詰まって印刷出来なくなった。
それもトレイの原稿はがきを補充して再開したら、いきなりライトシアンと黒が出ずにお釈迦はがきを量産するという鬼畜っぷりである。
その後ヘッドクリーニングをインクを使い果たすまで実行したが回復せず万事休す。年末投函すら間に合わなくなってしまった。
先々代のPM-840は印刷頻度が少なく2ヶ月くらいは放置するような使い方だったのでヘッド詰まりが早いのはある程度諦めていた。
だから素直に買い換えたが、EP-804Aは子供達がコピーや印刷をするようになった一方で写真印刷が減り、印刷量は変わらないものの使用間隔が短く、ヘッド詰まりに関しては良い方向だったはずだ。
それでも修理対応期限(2018/9/30)まで持たないのであれば、話題のエコタンク機を買ってもやはり5年で壊れ、使えないインクが大量に余るに違いない。
と言うことでCANON PIXUS TS8130に乗り換えてみた。
写真は調子が良かった頃のEP-804Aの方が鮮やかだし、はがきやL版写真用紙が手差しの背面トレイになっていることA4用紙トレイが飛び出てコンパクトな筐体の割に専有面積は変わらないなど気になる点も有るが、噂通りモノクロ印刷はTS8130がはっきり上だ。新しいせいか印刷時の静粛性や揺れも小さくなっている。
モノクロコピーの頻度が増えた我が家の用途には向いているのだろう。
これで6年以上持ってくれれば、次機種もCANONから選ぶに違いない。