私的図書館

本好き人の365日

上海で日本料理

2007-11-10 12:09:00 | 旅行

さて、岱廟(たいびょう)でゆうたろう似の現地ガイド、シュウさん(仮名)と別れ、再び飛行機に乗って上海へ。

泰山のある泰安市と違い、上海の街の上空には薄いモヤのようなものがずっと立ち込めています。

運よく窓側の席に座れたので気が付いたのですが、その白いモヤの中に、何やら黒々とした煙のような雲が見えました。

その雲が生き物のように移動していくのです。

開発の進む中国。
環境汚染の一端を垣間見た思いがしました。

気温は日本とそんなに違わなかったのですが、全体にホコリっぽくて、乾燥している中国。
おもわず咳き込むこともしばしば。
念のためマスクも持っていって正解でした。

その日の夜は上海で久しぶりの日本料理☆

日本から出張している上海工場の人たちとも合流して、おにぎりやヒラメの刺身に舌鼓を打ちました☆

ホテル近くの「吉兆」という日本料理店に入ったのですが、「いらっしゃいませ」の日本語が嬉しい♪

青島(チンタオ)にもジャスコがあって日本のものも買えましたが、やっぱり制服もメニューも日本風というのが落ち着きます。

ここでは日本酒もいただきました♪

サンマの塩焼きが美味しかったな☆

中国人ウエイトレスのマユミちゃん(もちろん仮名)が日本人風の「すみません、もう少しお待ち下さい」という笑顔を習得していて、日本人受けがとても良かったです(笑)

その夜は外灘(バンド)、ワイタンと呼ばれる上海の夜景の綺麗な場所に行きました。

立ち並ぶ高層ビルのきらめく緑や赤のイルミネーションが、船の行き交う水面に映ってとっても中国らしい夜景でした。

建物は西洋式の石造りのものから、最新の高層ホテルまで。

ソ連(当時)と仲の良かった時は「中ソ友好大厦」と呼ばれていた建物が、仲が悪くなってからは「上海展覧中心」と名前を変えたとも聞きました。

中国人で今回ずっと同行してくれているシンさん(仮名)の口から直接聞くと新鮮な感動がありました。

あぁ、仲悪いんだなぁ~って(苦笑)

名古屋の中部国際空港から上海浦東国際空港→上海紅橋国際空港→青島(チンタオ)流亭国際空港→青島(チンタオ)見学→(バス移動)泰安→泰山登山、岱廟見学→(バス移動)済南国際空港→上海紅橋国際空港→上海見学→上海浦東国際空港→中部国際空港。

と飛行機とバスを乗り継いでの中国旅行。

上海と青島(チンタオ)の工場に立ち寄ったり(本来の目的です)、青島(チンタオ)に行く前にどうしても上海に一度寄らなくちゃいけなかったり(会社の重役と合流)と、ずぶん遠回りで効率の悪い旅になってしまいましたが、窓から景色をながめているのも好きなので、長い移動もそんなに気になりませんでした。

あとは上海の「豫園」(ヨエン)で買い物をして帰るだけ。

地下の骨董屋で交渉したり、どこかに連れて行かれそうになったり…

最後まで気が抜けない国。
それが中国です。