弘法大師空海が今からおよそ1200年前に標高900mの山頂に開いた真言密教の聖地、高野山に行って来ました☆
歴史物としての空海は好きですが、現在の宗教にも現在のお坊さんにもあまり興味がないので(不信心者でスミマセン)、目的は高野山の奥の院というところにある、戦国武将のお墓や霊廟、供養塔を見学すること♪
けっこうミーハーなのです。
織田信長や豊臣秀吉、明智光秀に石田三成。
上杉謙信に武田信玄。
伊達政宗といった歴史上の人物のお墓や供養塔を見学して来ました~
本能寺で織田信長を討った明智光秀の石塔は、何度作り直しても割れてしまうんだそうです…
実際割れてました(汗)
うっそうとした杉の木立に囲まれた昼なお暗い奥の院には、20万基を超える墓石があると聞きましたが、中には朽ち果てたお墓もあったりして、独特の雰囲気です。
外国人の観光客も多く、さすが「世界遺産」に登録されているだけはあります。
ちょっと離れたところには、徳川家康と2代将軍徳川秀忠の祭霊屋が並ぶ徳川家霊台がありますが、ここは眺めるだけで入場料200円が必要。
高野山は紅葉にはまだ少し早かったのですが、歴史を身近に感じられて、とっても有意義な旅行になりました☆
国破れて山河あり ~杜甫「春望」~
兵どもが夢のあと ~芭蕉「奥の細道」~
人間ってたくさん生まれてたくさん死んで、それで”今”があるんですね。
こんなにたくさんお墓を残して、大きなお寺を建てて、仏に祈って。
それでもあと何百年かすると、朽ち果てて忘れ去られてしまうのでしょう。
形あるものはいつかは崩れる。
…諸行無常。
今日の自分は昨日の自分ではない。
明日の自分が今日の自分と同じだと思うから「苦」が生まれる。
日々、時々の自分が唯一無二の自分自身である…
過去の自分を後悔したり、未来の不安におびえたりして…
でも、”今”すべてを変えてはいけないないんて法はないはず…
たまに旅に出て、自分と向き合ってみるのもいいものです。
そうそっちゅう向き合っていたら疲れちゃいますけど☆
自分はお墓はいらないから、遺灰は海にでも撒いて欲しいなぁ。