今年、2010年は「国民読書年」だそうです。
「活字離れ」「読書離れ」が、言語力、読解力の衰退や精神文明の変質の大きな要因の一つとなりつつある…(「国民読書年に関する決議」より)
として、
政官民協力のもと、国をあげてあらゆる努力を重ねる
…(同上)
らしいです。
子供たちの読書の機会を増やしたり、本と触れ合う環境を整えることは大切だと思いますが、すでに「言語力、読解力の衰退」してしまった大人は大丈夫かな?
国会中継や最近のニュースを見ていると、言葉や文字の力がどんどん弱くなっているように感じてしまいます。
自分の言葉を信じていない人の言葉なんて誰も信用しないよ…
中国の古典『晏子春秋』という書物の中に、こんな話が出て来ます。
その昔、中国の斉という国に霊公という王様がいました。
この王様、婦人を男装させることを好み、宮中の女人に男装をさせたところ、それが国民の間にも広がって風紀が著しく乱れたことがあります。
そこで霊公は宮中以外で男装をすることを法律で禁じますが、違反者は後を絶たず、いっこうに治まる気配がありません。
霊公は晏子(あんし)を呼んで相談すると、晏子はこう言います。
「宮廷の中では男装をススメておいて、宮廷の外で禁止しても、それは牛首を掲げて馬の肉を売るようなものです(見せかけだけでは誰も言うことを聞きません)。どうして宮廷の中でも禁止しないのですか?」
それを聞いた霊公は宮廷の中での男装も禁じ、やがて国民もそれに従うようになったというお話。
このお話から、「牛首を掲げて馬肉を売る」という言葉が、「見かけは立派だが内実が伴わない」という意味で使われるようになったそうで、同じ意味で「羊頭狗肉」という言葉もあります。
自分に甘い人間が、いくら他人に正しいことを言っても通じませんよね。
今の大人たちがどちらなのかは知りませんが、せめて子供たちに恥ずかしくない言動をお願いします。
国会のヤジや記者会見での言い訳はみっともないよ…
「活字離れ」「読書離れ」が、言語力、読解力の衰退や精神文明の変質の大きな要因の一つとなりつつある…(「国民読書年に関する決議」より)
として、
政官民協力のもと、国をあげてあらゆる努力を重ねる
…(同上)
らしいです。
子供たちの読書の機会を増やしたり、本と触れ合う環境を整えることは大切だと思いますが、すでに「言語力、読解力の衰退」してしまった大人は大丈夫かな?
国会中継や最近のニュースを見ていると、言葉や文字の力がどんどん弱くなっているように感じてしまいます。
自分の言葉を信じていない人の言葉なんて誰も信用しないよ…
中国の古典『晏子春秋』という書物の中に、こんな話が出て来ます。
その昔、中国の斉という国に霊公という王様がいました。
この王様、婦人を男装させることを好み、宮中の女人に男装をさせたところ、それが国民の間にも広がって風紀が著しく乱れたことがあります。
そこで霊公は宮中以外で男装をすることを法律で禁じますが、違反者は後を絶たず、いっこうに治まる気配がありません。
霊公は晏子(あんし)を呼んで相談すると、晏子はこう言います。
「宮廷の中では男装をススメておいて、宮廷の外で禁止しても、それは牛首を掲げて馬の肉を売るようなものです(見せかけだけでは誰も言うことを聞きません)。どうして宮廷の中でも禁止しないのですか?」
それを聞いた霊公は宮廷の中での男装も禁じ、やがて国民もそれに従うようになったというお話。
このお話から、「牛首を掲げて馬肉を売る」という言葉が、「見かけは立派だが内実が伴わない」という意味で使われるようになったそうで、同じ意味で「羊頭狗肉」という言葉もあります。
自分に甘い人間が、いくら他人に正しいことを言っても通じませんよね。
今の大人たちがどちらなのかは知りませんが、せめて子供たちに恥ずかしくない言動をお願いします。
国会のヤジや記者会見での言い訳はみっともないよ…