私的図書館

本好き人の365日

『日本人の知らない日本語 2』

2010-02-20 19:49:00 | 本と日常
イラストライター蛇蔵さんと、日本語教師をなさっている海野凪子さんのコミックエッセイ、

*(キラキラ)*『日本人の知らない日本語 2』*(キラキラ)*(メディアファクトリー)

を読みました♪

今回は『2』ということですが、前作が大好評だったこともあり、田舎の本屋さんにも平積みで置いてありました☆

日本語学校で外国人に日本語を教える凪子先生。

今日も生徒たちの斬新で自由な発想の質問に立ち向かって行きます!!

「スッパ抜くのスッパって何ですか」

「先生 ピンク映画って何ですか」
(日本では”そういう”色っぽい映画のことをピンク映画といいますが、アメリカではブルーフィルムといって青、中国では黄色電影といって黄色、スペインでは緑で表現するそうです☆)

カッコイイフランス人の男の子はアニメオタク。

怪談話に免疫のない中国人。

ゴージャスな韓国人姉弟は門松のかわりにクリスマスツリーを飾る(苦笑)

相変わらずパワフルな外国の人々の言動や、常識や習慣が違うことによって生まれるすれ違いは読んでいてとっても面白いのですが、今回は日本語についての真面目な解説ページが多くて、前作よりはパワーダウン。

読みたいのはそこじゃないって~

凪子先生、きっと真面目な方なんでしょうね。

国により太陽を絵に描く時の色が違ったり(赤で書く国は少数派)、「パピプペポ」という半濁音を考えたのが日本にやって来たポルトガルの宣教師だったということも初めて知りました。

タイトル通り、日本語のことなのに日本人でも知らないことがまだまだたくさんありますね♪

あぁ、面白かった☆

ちなみに「スッパ抜く」のスッパとは、戦国時代に大名が情報収集などのために使っていた忍者(透破または素破)のことだそうです。

彼らが情報をすばやく手に入れる様から「スッパ抜く」というようになったとか。

現代の日本にまだ武士や忍者がいると信じている時代劇マニアのスウェーデン人女性。

凪子先生が辛抱強く現代に忍者はいなことを説明したりします。

日本ってどんなイメージ!?