私的図書館

本好き人の365日

喫茶店の客、家を買う…

2011-12-03 23:48:00 | 本と日常
喫茶店でコーヒーを飲んでいると、隣の席で商談が始まりました。
ま、別にそれはいいのですが、話を他の人に聞かれたくないのか、「席をかわりましょうか?」とか「ここで大丈夫ですか?」という会話をしだし、そのうちウエイターさんを呼び止め、他の席に移れないかたずねだす始末。

…その席の近くにいるの、私だけなんですよね。

聞かれたくなかったら最初から近くに座らなきゃいいでしょ?
こっちが先に座ってたのに。
ていうか、そんなに秘密にしたいんなら、そもそも喫茶店なんか来なけりゃいいじゃん…
何だかこっちが盗み聞きすると思われているみたいで、すごく気分が悪くなりました。当然居心地も悪い。

結局その人たちは席はそのままで商談を始めたのですが、どうやら家を買う話みたい(だって聞きたくなくても隣だから聞こえちゃうんです!)

私は声を大にして言いたい。

誰が家を買おうと興味なんかないわ!!

私が気にしすぎなんでしょうかね?
でも何だかその人たちの(隣の客がいなければいいのに…)という自分勝手な思いがプーンとにおってきちゃったんですよね。
何を勝手な!
この世界はあんた達だけのものじゃないんだよ!?

ま、言うほど怒ってはいませんが、他人を「邪魔」としか思わない人間を見かけると、つい一言いいたくなってしまいます。

喫茶店では2時間ほどかけて、お正月用と言っていた荻原規子さんの『RDGレッドデータガール』(角川文庫)を読み終えてしまいました。
ちょっと読み出したら止まらなくなってしまって。

絶滅危惧種のような特殊な血を受け継ぐ少女をめぐる物語。
熊野古道や神社、修験道とかが関係していて、日本の神話が好きな者にとってはとっても面白い☆

続きも早く文庫化して欲しいなぁ。