今日は午前中は晴れていたのに、夕方からパラパラと雨。
その後にけっこう大きな雷が鳴りました。
雷って光ってから音がするまで、時間のかかることがありますよね。
私はいつも雷が光ると、1、2、3、と心の中で数を数えてしまいます。
小学生の頃からの習慣なんです。
光より音が遅れて聞こえるのは、大気中を進む速度に違いがあるから。
音は一秒間に約340m進むといわれているので、雷が光ってから10秒後に音が聞こえたら、雷はその場所から約3.4km離れていることになります。
この秒数がだんだん増えていくようなら雷が遠ざかっている印ですし、逆に短くなるようなら、自分のいる場所に雷が近づいていることになります。
カミナリ見るの好きなんですよね!
落ちたら停電どころか火事にだってなるし(私の実家は父親が子供の頃にそれで燃えたことがあります)、人間の体に落ちたら命だって失いかねない危険な物ですが、あの稲妻の美しさは他に例えようがありません♪
ちなみにカミナリを「稲妻」というのは、カミナリが稲を実らせると考えられていたから。
稲が育つためには雨は無くてはならない物。昔の人は自然現象と生活(農業)と結びつけて、いろんな言葉を生み出していったんですね。
最近読んだのは、女優室井滋さんが数年前に書かれた本。
『マーキング ブルース』(メディアファクトリー)
猫好き、動物好きという室井滋さん。
エッセイの後に、そのお話に誘発されたかのようなちょっとした物語が続き、それが交互に展開するという構成。
正直小説部分には設定の荒さを感じる時もありましたが、猫への愛情はとても伝わってきました☆
ひとり暮らしの女性が眺めるのは、ペットも一緒に埋葬してくれるという霊園のチラシ。
ペット専用の火葬業者。
マンションの部屋にいくつもの骨壷を並べて懐かしむ女性。
人間の言葉を理解し、飼い主を心配する猫。
野良猫の矜持。
喫茶店のマスターと猫。
猫にブラジャー?
霊も見えるの?
浮気相手と同じ名前??
猫と人間の、ちょっと不思議な物語。
猫には超自然的なところがあると、マンガ家の大島弓子さんも書いていますしね♪
面白かったです。
あと本屋さんで購入したのが、私の大好きな作家、パトリシア・A・マキリップの魔法と森と鍋洗いの物語。
『アトリックス・ウルフの呪文書』(創元推理文庫)
アトリックス・ウルフとは伝説の魔法使いの名前。
お城の台所で料理人や串焼き係りの間を縫うように這い回りながら、こげたり汚れたした鍋を集めて回る少女、サローのキャラクターにひと目ぼれしてしまいました。
マキリップの書くキャラクターってどうしてこんなに魅力的なんだろう?
サローとは「哀しみ」という意味。
裸で薪の山の脇でふるえているところを見つかり、ひとこともしゃべらず、猫たちと眠り、一緒に食事を与えられたため、誰もが「サロー(哀しみ)」という名前以外思いつかなかったという…
まだ読みかけなので、続きが楽しみです。