いつも本選びの参考にさせてもらっている本屋さんのブログを見ていたら、その紹介文の素晴らしさと美しい装幀に魅せられてしまって、頭の片隅でその値段におののきながら、ついAmazoneの買い物ボタンをクリックしていました。
『すみれノオト……松田瓊子コレクション』(河出書房新社)
河出書房新社
発売日:2012-09-20
松田瓊子(まつだけいこ)は大正5年に生まれ、昭和16年に23歳という若さで亡くなった日本の小説家。
私は不勉強でまったく知らなかったのですが、「赤毛のアン」の翻訳で知られる村岡花子さんが本の序文を書いていたり、オルコットなどの家庭小説、少女小説に影響を受けた作家さんなんだとか。
ということは、日本版の「赤毛のアン」みたいな作品なのかな?
原稿用紙とペンをもって、物置に机を持ち込み、まるで「若草物語」のジョーのように、空想のまま登場人物を動かすことがなによりの喜びだと日記に書いた松田瓊子。
紹介文の中にあった「同類の匂い」という言葉にズドンと胸を打ちぬかれました(苦笑)
あぁ、この人の作品読んでみたい…
でもこの本、三千円以上するんですよね。
やっぱり高い…
『すみれノオト……松田瓊子コレクション』には、松田瓊子が23年という短い生涯のうちに書き残した小作品、エッセイ、小説、短歌、そして17歳から21歳までの日記が収録されています。
言葉を寄せているメンツもすごくて、田辺聖子、須賀敦子、児玉清、などなど。
編者、発行人は早川茉莉。
高い高いといいつつ、早々とコンビニでお金を払って来ました。
あとは届くのを待つのみ。
あぁ、どんな本なんだろう。
読むのが楽しみです♪