私的図書館

本好き人の365日

三月の本棚 「休館のお知らせ」

2009-03-12 23:12:00 | 本と日常
お知らせ。

この日記を始めてもうすぐ丸6年。
6年間、日々の出来事の記録の合間に、「私的図書館」と銘打って、オススメ本と気に入った言葉を紹介して来ましたが、今月を持ちましてひとまずお休みにしたいと思います。

飽きっぽい性格なので、これほど長く続くとは思っていませんでしたが、コメントを寄せて下さったみなさんとのやりとりが楽しくて、ここまで続けてくることが出来ました。

本当にありがとうございました☆

日記としてはこれからも続けていくので、その中で時々に読んだ本については書いていきたいと思っていますが、ひと月に何冊っていう紹介の仕方は今月でお終いです。

本の紹介は書いていて楽しかったのですが、読書の楽しみは自分でその本の魅力を発見し、引き込まれていくことでもあるので、紹介することでそのチャンスを邪魔してしまっているのではと、常にジレンマは感じていました。

自分で本屋さんで気になって、読んでみたら面白かったってのが一番ですからね♪

でも、そのまま通りすぎてしまうにはもったいない本があまりにたくさんあるので、余計なお世話と知りつつも、こうして紹介文を書いて来ました。

ここでちょっとネタばらし☆

実はここでの本の紹介は、私が人生で最大の出会いだったと実感する、ある「読書案内本」を参考にさせていただいております。

文章中の☆印の多様や、「~月の本棚」といったタイトルも、そしてもちろん多くの本も、その読書案内本で知りました。

それは、教養文庫から出ている神月摩由璃さんの

『SF&ファンタジー・ガイド~摩由璃の本棚~』*(キラキラ)*

手元にある本はいまやもうボロボロですが、「タラン」も「ナルニア」もアシモフ博士もハインラインも、この本で知りました♪

私の本好きをここまでひどくしたのはこの本のせいです(笑)

それこそ、SFとファンタジーを紹介している本ですが、その紹介の仕方がとってもユニークで、自分の体験や感想を織り交ぜて語るその文章からは、本当に読書の楽しさが伝わってくるんです♪

もちろんその足元には遠くおよびませんが、自分がこの本から受けた喜びの何十分の一かでも、ほんのエッセンスだけでもいい、この6年間で少しでも表現できていたらいいなぁ~と思っています☆

その他に影響を受けた本としては、角川文庫から出ている氷室冴子さんの

『マイ・ディア~親愛なる物語~』*(キラキラ)*

この本を読んで「アン」や「若草物語」などの家庭小説の魅力を改めて知ることが出来ました。

同じく角川文庫の寺山修司さんの

『ポケットに名言を』*(キラキラ)*

この本からは、短い言葉の中に秘められた力のすごさを教えてもらいました。

岩波文庫のマルクス・アウレーリウスの『自省録』*(キラキラ)*
新潮文庫から出ている高橋健二さん訳の『ゲーテ格言集』*(キラキラ)*

この2冊は、いつも読み返している個人的なお気に入りで、一番よく名言として紹介させてもらいました。

この私的図書館で「~月の本棚」として紹介してきた本は先月までで、のべ196冊。

まだまだ紹介したい本はたくさんあって、さらに毎月増えているのですが、とりあえずひと区切りです。

これから人生の中で、ちょっと忙しくなる時期を迎えそうなので♪

なかなか更新できないとは思いますが、見捨てないでたまにのぞいてくれると嬉しいです☆


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