写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

金沢市南部の棚田 収穫目前大雨の跡

2014年08月30日 | 写真
金沢市の南部を取り巻く丘陵地域は豊かな自然を感じることのできる私にとっては主要な写真撮影フィールドとなっています。
大雨が続いた後の昨日、少し天候が回復したのでカメラを持って棚田などを巡ってきました。収穫を前にしての田んぼは見事な景観を見せてくれていました。


地域の人たちの丹精のたまものでしょう、夏の終わりらしい空の下の棚田は稲穂の実も垂れてトンボも飛び交い収穫を待つ状態になっていました。


でも美しく見える棚田も一枚一枚の田を見てみるとご覧のように大雨による被害が見受けられます。収穫を前にして田の一部が成長した稲穂と共に崩落しています。山里の棚田に費やしてきた農家の苦労を考えると美しい景観を楽しむことにはならない、複雑な気持ちで山里から降りてきました。

先日のブログにも書きましたが、日本の食糧を支え環境や防災面でも大きな役割を果たしている水田を中心とした日本の農業は政府のTPP参加を前提とした農協切り捨てが先行しての米価の低下で平地での大規模農業でさえやっていけないという状況が進んでいます。世界の農業、食糧政策は大規模から家族農業へ回帰させることで食料自給率を上げようとしているときに日本の食糧政策の愚かさも際立つことになっています。

今日の一般紙、北陸中日新聞によると財務省は2015年の一般予算の概算要求が締め切られ101兆円という過去最大のものとなったことを一面記事に撮りあげています。見出しには「育児と地方重視」と政府発表の見出しと見られるものですが新聞社の社説では消費税増税で膨れ上がる節操のない財政を支えさせようとすることに警鐘を鳴らしています。

「軍事費 過去最大5兆円」「防衛省概算要求 国民には消費税増税」 
これは私が購読しているもう一紙「しんぶん赤旗」一面です。予算の中で大幅に増え続ける軍事費をいち早く取り上げています。今年度の予算の性格をズバリと指摘です。防衛費については北陸中日新聞も「攻撃型装備に傾斜」として自衛隊の性格そのものの変質を指摘しています。



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