
三日目ぶりの夜明け写真です。あまり天気が良くないので比較的近くの金沢市南部を取り巻く丘陵に点在する山里を巡ってきました。
まず南部丘陵からは数少ない立山・剣岳を望める夜明け展望スポットへ着くと、見えないだろうと思っていた剣と立山がたれ込めた雲の下に僅かに見えています。いつも出かける夕霧峠からはきっと素敵な朝焼けが見えたような気がして少し残念な気持ちでした。写真は立山ですが朝陽はもう少し右から出ます。

6時15分雲と手前の山の嶺の間に姿を見せた太陽はみるみるうちの上の雲に吸い込まれるように姿を消しました。その間数分の出来事でしたが思いがけずに素敵なドラマを見ることができた。そんな気持ちの夜明けでした。
さすがに11月半ばとなると夜明けの気温は低くてジャンパーを重ね着しての撮影でした。その後は一人撮影行、冬を目の前に感じているのでしょうか、実が色づいてきた柿の木の近くには熊が通った気配の残るけもの道と、実をかじられた柿が太い枝ごと木の根元近くに捨てられていたり大量の排泄物が残っていたり、ツキノワグマが餌を求めて居る様子がうかがえます。
熊に用心しながらのしばしの撮影行でしたが、いま山道には紫色の秋アザミが目立ち始めました。







