写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

わが家で見る 満月と夕焼け

2018年03月05日 | 写真日記
    [春の月]


  「春もやや気色ととのふ月と梅」芭蕉(続猿蓑)

元禄6年の江戸で松尾芭蕉が句会のさいに「春の月」を詠んだといわれる句です。
長かった冬過ぎて梅が咲き始め、それに加えて月も出た。
名月と梅の香で早春の舞台はととのい、おだやかな季節の移り変わりを楽しむ様子が句になっているように感じます。
女性の祭りひな祭りの夜、空に輝いていた満月が照らす雪どけの金沢ではおりしも石川県知事選挙に立った女性候補「こくらえみ」で原発ゼロに、県民の声を生かす県政の実現のために女性知事の誕生をと声を広げています。

    [真っ赤に燃える夕焼けが]


  「揚げ物の音が窓洩れ春夕焼」三村純也(俳句文芸2000年4月号)

わが家の台所で夕食の支度をしていると窓が真っ赤に染まってきました。
金沢市は長い間の大雪などもあってまともな夕焼などは今年に入って見た記憶がほとんどありません。
そんな私の眼に沁みるような窓を染める真紅の影に心動かされました。
ネットでそんな状態を詠った句がないものかと探すとこの句が出てきました。

    [まるで夏の夕焼け]


  「夕焼撮る父の助手にて夜となれり」岡田万壽美(俳句通信)
これまたネットで探してみるとこんな句がありました。
「風光る」「春光」「春眠」「春夕焼け」、いずれもしっとりと包み込むような春の柔らかな美しさを表す春の季語ですがなぜかこの日の夕焼けは夏から秋にかけてよく見られる強烈な色に染まりました。

今日は満月と夕焼けの写真を三枚アップしてブログ[写真師の新カメラ日記]更新です。



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