写真師の「新カメラ日記」

JRP会員の橘が日々の事、撮影日記などを記録していきます。

山里は生命の季節到来ですーサンショウウオの産卵ー

2012年04月10日 | 写真
山里の溜池を覆っていた雪が少なくなりました。池の水面半分ほどの雪がなくなった岸辺近くの水中には産卵直後と思われる白い房状の卵がいくつもあり、中には卵を守るようにサンショウウオが寄り添っているものもありました。
山里の生きものたちにとって春は恋の季節でもあり、子育ての季節でもあってとても忙しい季節です。そして私のような動物ウォッチャーにとってはさまざまな生きものとの出会いが期待できる嬉しい季節でもあります。
それにつけても、動物や鳥や昆虫などの姿を見るにつけ、何も知らずに福島原発からの放出が続いている放射能にさらされ続ける生きもの達のことを考えると不憫でなりません。一日も早い本当の意味での事故収束を願わずにいられません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハクモクレンと金沢瓦

2012年04月09日 | 写真
金沢市にある旧家の庭にあるハクモクレンが開こうとしています。北陸に珍しい青空に誘われるように釉薬で艶のある金沢独特の瓦が葺かれた塀と邸宅の間で白い花を高く両手で差し上げるように真っ白い花を咲かせようとしています。これから金沢の街を沢山の木蓮の花が飾ってくれることでしょう。
梅から桜、紅白のモクレン、梨の花から林檎の花。さまざまな花木が街を飾り、山里では雪どけと同時にオウレン、カタクリ、ショウジョウバカマ、そしてイカリソウやスミレなど可憐な花々が地表を彩る美しい季節の到来です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「桜まつり」だけれど「梅林」が大賑わい

2012年04月08日 | 写真
今日の金沢は天候回復で晴天、放射冷却による朝からの冷温は午後には春らしい暖かさに変わり雪や荒れた天候に縮こまっていた金沢の人たちも、兼六園を中心に企画された「桜まつり」のイベントに釣られて繰り出してきました。ただ例年ならば兼六園ならば花見で桜の咲いているあたりに集まるのですが、今年はまだ蕾が固い状態なので丁度満開を迎えた梅林にあつまり、三々五々梅の花を楽しんでいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく咲き初める四季桜と夕日

2012年04月07日 | 写真
悪い天候なりに時々晴れ間が見えるときがあり、そんな場面で魅力的な光景との出会いこそをカメラに収めたいと思います。
大乗寺山に立ち金沢市街を見下ろしその向こうに広がる日本海に夕陽が落ちてゆこうとしています。いま大乗寺山では四季桜が咲き始めていて夕陽が桜の花を紅く染めていました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヒメオドリコソウ」ってこんな花

2012年04月06日 | 写真

このところカメラ持参で地面を見ながらのご近所散歩が続いている。どんなに風が吹こうが雨や雪が降ろうが、地表は緑の部分が増して小さいけれども確実に春の花が季節を呼び込むように咲いて来ています。玄関先のほんの少し舗装が切れた部分にヒメオドリコソウが咲いていました。紫蘇科の花で漢字では「姫踊り子草」という素敵な名前を持ち、花言葉には「愛嬌」「春の幸せ」「陽気」「快活」など元気になりそうな言葉があるようですが、インターネットで調べたところ紫蘇科といってもこの草はどうも毒草らしく食用にはならないようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シロショウジョウバカマ -累計アクセス数30万回を越えましたー

2012年04月05日 | 写真
爆弾低気圧が荒れ狂った御近所を見回っていると柿の木のあるお庭に白いものが見えました。四季を通じて山野草を見ることの出来るお庭です。近寄ってみると春の到来を告げるショウジョウバカマ、それも白い花です。自然の中でこの色は滅多に見ないので園芸用に育成されたものだと思いますが素敵でしたので撮らせて頂きました。そろそろ山里でも春の草花の季節になってきているのでしょうか?来週は一度春の草花を訪ねてみようと思います。
ブログ[写真師の新カメラ日記]のアクセス累計が30万482回、訪問者累計が10万3368人と記録されました。日々の思いとカメラの記録を綴ってきたのですが、沢山の方たちに訪問いただき感謝ばかりです。これからもよろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中村記念美術館の梅も開花

2012年04月04日 | 写真
今日の写真は金沢観光の穴場「中村記念美術館」の庭で開花した紅梅です。
私が金沢を訪れた知人に案内する観光の穴場として一番に挙げるのは「金沢市立中村記念美術館」です。ここは金沢市観光の中心である兼六園や県立美術館、21世紀美術館の近くにありながら自然林の残る本多の森公園の下に位置するという静かな環境にあり、茶道具、近世絵画、古九谷、加賀蒔絵の名品を中心に古き良き加賀文化の奥深さを感じさせてくれるこじんまりとした落ち着いた美術館です。さらに本館とは別に旧中村亭と茶室「梅庵」、茶室「耕雲庵」などがありよく茶会も開かれています。庭園の小さな梅林ではいま紅白の梅が咲き始めました。入場料(一般)300円+茶菓券200円の合計500円で美術鑑賞した上素敵な庭園を見ながら静かにお茶も楽しめます。
なによりも私が好きなのは展示品にふさわしい静かな館内の雰囲気と小鳥達のさえずりと用水の水音を楽しめる石川県立美術館に通じる遊歩道を包む自然の姿です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

遠望 剣岳からの日の出

2012年04月03日 | 写真
歌人 近藤芳美の戦後の影濃い1950年の歌に
   夜となる窓にうるみて吹く嵐すでに南の風とおもへり
という短歌がありますが、今日の春の嵐は大変な強風が吹き荒れ人命にかかわる事故も含む大変な被害と影響を全国に与えているようです。その全体像は明日にならないと分からないと思いますが・・・、昨日の好天はいったい何だったのかと思うほどの大荒れの一日でした。いまはもう夜の8時ですがまだ風の音が聞こえています。昨年の3.11以前なれば被害といっても風で家屋等が壊されることの心配が中心でしたが、今年はこの強風で原発の建屋は大丈夫か?放出の続く、そして地表に溜まっている放射性物質がどんな影響を与えるのか、目に見えないものへの心配や恐怖が私の心を覆います。
今日公開の写真は珍しく金沢市内から北アルプスの剣岳からの日の出が撮影出来たものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ときにはカフェで

2012年04月02日 | 写真
原発事故で故郷を離れて石川県で暮らす被災家族、故郷の放射能汚染を憂えながらも故郷と被災者のために自分ができることをしている福島出身の石川在住の人たちの心を結ぶ「結いの会」に出席させていただき、その場でこもごもに語られたそれぞれの想いを受け止めかねる自分の心を静めるために帰り道のとあるカフェでコーヒーを頂きました。ミルクをたくさん落としこんだ琥珀色というよりもココア色のコーヒーが静かなひとときを私に与えてくれました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つくしんぼ 里に来た春

2012年04月01日 | 写真
今年は4月を迎えた今朝も冷え込み、アラレが路面を叩いていますが梅も開花し町には彩りが増え、里は雪どけのあとに土筆も顔を出しました。
新聞やテレビの報道を見ていると「税と社会保障の一体改革」だとか「絆」だとか内容の無い空疎な言葉が乱れ飛んいますが東日本大震災や原発事故被災者にはまだ希望の光りが確かなものとなるには道遠いものがあります。なんとか政府や東電を始めとする電力会社などの責任を明らかにしながら復興への責任を果たさせて被災した人たちに一日も早い春をと願わずにはいられません。
写真は金沢の山里で朝の光りを受けながら霜の中から顔を出した土筆です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする