国税庁のお酒のしおりに、酒類の成人一人当たり消費量の統計があります。
酒類別、都道府県別に掲載されているのですが、毎年、ワインの消費量を気にしています。
ワインの一人当たりの消費量は山梨が1位、東京が2位です。
山梨、東京の数字が突出していて、他の道府県は半分以下です。
国税庁の数字は、平成10年度(4月から翌年3月)から判るのですが、平成26年度まで、1位山梨、2位東京は、ずっと同じでした。
その差は、大小ありますが、400ml(平成20年度)から2.6ℓ(平成26年度)でした。
この一人当たりの消費量は、販売数量なので、山梨の場合、お土産、進物の数字が入ります。
東京の場合、主に消費した量になるでしょうか。
平成27年度は、初めて東京1位、山梨2位になったもようです。
国税庁のお酒のしおりは、5月に発表になるので、平成27年度のお酒のしおりは未発表ですが、「酒販ニュース」(醸造産業新聞社)の国税庁発表の数字ではそうなっています。
東京が9.9ℓ、山梨が8.6ℓです。
東京の数字は、平成16年度の5.1ℓを最低に、少しずつ増加し、遂に10ℓに届きそうな勢い。
山梨は、平成10年度に9.9ℓ、その後20年度の5.9ℓがありますが、大体横ばいです。
最近はワインの伸びは、輸入の安いワインの伸びが要因と思いますが、安いワインの消費量が日本ワインの伸びにも貢献していると思います。
ワインというと、以前は構える方が多かったですが、安いワインは構えることを無くしました。
安いワインから、日本ワインも飲んでみようという消費者も多いと思います。
また、都市圏で増えているワインバルの影響も大きいでしょう。
東京では、どこでもワインバルを見かけます。
ワインバルが、ワイン一人当たりの消費量で東京を1位に押し上げた主因と言っても過言ではないと思います。
悔しいですが、ワインの消費量が上がり、それは必ず、山梨のワインの消費量にもつながると思い、ワインを販売していきたいと思います。