山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

マルスブランデー 宝剣1987年 49500円

2020-02-24 10:56:51 | お酒の話(ワイン以外)

ワルスワインの本坊酒造から、マルスブランデーの紹介がありました。

パンフレットの写真が、不鮮明で申し訳ございません。

撮り直ししたのですが、腕が悪過ぎです。

マルスブランデー宝剣は、以前16年物の375mlが、7150円で発売がありました。

今回は、30年熟成です。

アルコール度数58度、500ml、49500円(税込)。

1987年の蒸留。

マルスは、1985年、山梨県石和町から長野県駒ケ根市に、ウイスキー工場を移転開設しているので、移転して2年後の蒸留ですね。

パンフレットには、30年以上熟成樽5つのブレンドとあります。

30年の歴史が価値を生みますね。

比較できる商品があるかなあ、とネット検索したところ、北海道の池田ブドウ・ブドウ酒研究所が、十勝ブランデー30年「島梟(シマフクロウ)」を、2018年に発売されていました。

島梟は、15000円くらい。さらに700ml。

しかし、30年物のお酒の価値は、ブランデーに限らず、価格では表せません。

山梨は葡萄の産地なので、他のブランデーもあります。

甲府の老舗ワイナリー、サドヤワインのブランデー。

こちらは終売商品です。

当店に1本在庫があり、11000円。

詳細は不明。当店の店頭で、5年ほど寝ています。

こちらは、機山洋酒(塩山)の甲州種のブランデー。

甲州種のブランデーは唯一の商品。

9000円位。

年に数本売れます。

以前、機山洋酒で、蒸留器のポットスチルを見せて頂きましたが、戦前のものを現在まで丁寧に使っている、価値あるものでした。

機山さんの作るブランデーなので品質は確かですが、フランス・コニャックとは、原料の葡萄が違いますので、風味が異なります。

マルス、サドヤ、機山洋酒のブランデーは、当店HPに掲載されていなませんので、興味ある方は、

info@hamamatsuya.jp

にご連絡お願いします。

 

 


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2つのシュール・リー 

2020-02-23 14:51:09 | ワイン四方山話

蒼龍葡萄酒(勝沼)には、2つの甲州種のシュール・リー製法のわいんがあります。

シュール・リー製法は、フランス・ミュスカデ地方のワインの製造方法で、山梨ではメルシャンが導入し、各ワイナリーに、製造技術を公開、指導したことで有名です。

第2回日本ワインコンクールで、丸藤葡萄酒のシュール・リー製法ワインが金賞を受賞し、日本のトップソムリエに、山梨のワインのレベルを知らしめた、と言われています。

現在、山梨のワイナリー20社前後(ざっと推測)が、甲州種のシュール・リーを作っていますが、なぜか蒼龍葡萄酒には2種類のシュール・リーがあります。

1つは、トラディショナルリッチテイスト甲州。1760円。

もう一つは、グラン甲州。1430円。

どちらも前面にシュール・リーとは無く、裏ラベルに書いてあります。

多分、1社で2つの甲州シュール・リーワインがあるのは、蒼龍葡萄酒だけではないでしょうか。

その理由は判りませんが、価格が300円違うので、原料の甲州種ぶどうの価値、価格が違うのではないか、と推測します。

この2つのワインは以前から当店では販売していますが、トラディショナルがシュール・リーだったことに先程認識して、あれ、2つある、という話になりました。

2つの存在理由を、いつか聞いてみたいと思います。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list3.htm#soryu


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黒駒の勝蔵の社長と

2020-02-22 13:41:34 | お酒の話(ワイン以外)

腕相撲酒造(笛吹市御坂町)の渡辺社長が納品に来られたので、2人でツーショット。

渡辺社長は、86才。

私の親父を知っている、この業界での唯一人の方です。

私の子供のころから、まったくお変わりのない社長です。

毎日、配達もしているから、健康でいられる、とのこと。

私も目指したい姿勢です。

腕相撲酒造は、にごり酒「黒駒の勝蔵」が有名です。

黒駒の勝蔵は、江戸時代末期に活躍した、御坂町黒駒出身の博徒。

通年販売の甘口のにごり酒です。

山梨の酒造業界の年配の先輩では、八代醸造の篠原社長が、90歳半ば、富士屋醸造の名執社長は、腕相撲酒造の渡辺社長と同じくらいと思います。

仕事を続けることが、健康で長生きの秘訣と思いますので、私もずっと仕事が続けられるように、頑張りたいと思います。

黒駒の勝蔵は、下記で販売しています。

http://www.hamamatsuya.jp/sake-list1.htm#ude


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北野呂醸造の後継者 齊藤さん

2020-02-21 10:05:34 | ワイン四方山話

北野呂醸造の後継者、齊藤俊行さんがワインの納品に来てくれました。

北野呂醸造は、家族で経営する小さなワイナリー。

社長の降矢さんは、降矢家としてワイナリーの2代目。

降矢社長には、娘さんが3人いらっしゃり、長女の婿さんが齊藤さんです。

前職は、冷凍食品メーカーの研究職。

ワイナリーを継ぐ決意をして、山梨県の産業技術センターでワインを学び、ワイナリーに入りました。

すでに男の子が2人いらっしゃるので、ワイナリー4代目までは安泰でしょうか。

当店のワインランキングに何種類も入る人気ワイナリーの後継者なので、降矢社長と同じく、当店も期待しています。

一緒に、山梨のワイン業界を盛り上げていきましょう。

http://www.hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#kitanoro


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笹一の新しい日本酒 入荷です。

2020-02-20 11:53:27 | 新商品インプレッション

笹一酒造(大月市)の新しい日本酒4種類が入荷です。

共通点は、山梨産米100%の日本酒。

うち、純米を除いた3種類は、酒造好適米の夢山水(笹一では甲州夢山水としています)を使用。

水は、笹一酒造内にある、御前水(ごぜんすい)。

御前水とは、明治天皇が、全国へ行幸に行かれる時、笹一の水を保持されたという水。

ラベルの迫力ある笹一の文字は、書家金澤祥子氏の作品。

新発売にパンプレットも作成。

当店ホームページより、ご購入できます。

よろしくお願い致します。

http://www.hamamatsuya.jp/sake-list1.htm#sasaichi


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