山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

このワイン本もおもしろい

2020-02-19 10:22:55 | ワイン四方山話

このワイン本もおもしろいです。

新樹社から、2018年に発行された「日本ワインに首ったけ」980円+税、そらしど著。

この本の凄いところは、山梨のワイナリー68社まで網羅している点。

山梨のワイナリーは80社強ありますが、ワインが市販されていないところもありますので、普通のワイナリーはほぼ書かれています。

ここまで詳しい山梨のワイン本は、山本博著「山梨県のワイン」しか知りません。

基本ガイド本なので、集中すると、2時間くらいで完読でしょうか。

さらに写真が、イラストと同じくらい多数あるので、大変読みやすいですね。

小5の息子も、興味津々なようです。

一つ一つのワイナリーも、歴史、醸造家、ワインの紹介がしっかり描かれています。

写真も、1枚1枚良いんですよ。

醸造家が、皆笑顔なんですよね。

ダイヤモンド酒造の雨宮吉男さんも、目が笑っています。

塩山洋酒の萩原社長の娘さんの写真には、読者もメロメロです。

上巻、下巻、の2巻が発行され、山梨と長野のワイナリーが上巻です。

私も、このガイド本で、ワインをガイドされています。

 

 


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山梨ワイン探索 森覚氏 著書

2020-02-18 10:37:29 | ワイン四方山話

山梨ワイン探索 23組の生産者を訪ねて 森覚氏 著書 が面白い。

美術出版社 2200円です。2018年発行。

ワインの雑誌、「ワイナート」の連載記事をまとめた、とあります。

山梨の23社のワイナリーを訪ねた記事です。

訪問したワイナリーの主に社長を、たまに醸造責任者と、著者の森氏の会話形式です。

その後、著者の感想が述べられています。

著者は、著名なソムリエですが、まだ40歳になったばかり。

ソムリエの目線から、ワイナリーやワインが語られますが、専門家過ぎず、素人の方でも、すっと頭に入る感じ。

ワインの紹介では、是非飲んでみたい気になります。

私が、知っている方もたくさん登場するので、そこも面白い。

例えば、機山洋酒の土屋社長のところで、

「ワイナリーに一歩入ると、ピカピカの床」とあり、度々キザンさんにお伺いするが、私は気が付かなかった、ホテルで仕事をするソムリエの視線は、まずそこか、と感心したり。

甲斐ワイナリーの風間親子の仲が良くないのは、薄々感じていましたが、「胸くらをつかみ合っていた」ほどだったのか、など。

塩山洋酒の、甲州雅は、「この辺りのおっちゃんたちにのんでもらうワイン」だったのかあ、プライスカードを書き直さなくては。

いろいろ参考になる、面白い本です。

ワイナリーを訪問する前に読まれると、ワイナリーの訪問がもっと有意義になり、ワインを飲まれる前に読まれると、もっと美味しくなりそうです。

 


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ウイスキー樽で熟成したビール

2020-02-17 11:32:35 | お酒の話(ワイン以外)

ウイスキー樽で熟成させたビールは数が少ないですが、最近2つのビールが相次いで発売されました。

一つは、志賀高原麦酒(長野県)の、THE FAR EAST。

今回で6回目の発売。

埼玉県秩父市のウイスキーメーカー、ベンチャーのイチローズモルトで使用されたウイスキー樽が作られています。

ウイスキー好きな方には、イチローズモルトは有名ですね。

イチローズモルトの樽で、12か月から55か月熟成された、7種類のビールをブレンド。

平均熟成期間は、32か月だそうです。

アルコール度数は15度。もはやビールの度数ではないですね。

ウイスキーとビールの、2つの要素が楽しめます。

ビール好きな方と、ウイスキー好きな方が、このビールを買い求めるため、志賀高原麦酒のびーるでは、最も人気あるビールです。

次は、ファーイーストブリュアリー(本社東京、醸造所山梨県小菅村)のオフテイルの第3弾です。

ファーイーストブリュアリーは、東京ブロンド(Far Yeast)、KAGUAなどのブランドがあり、オフテイルも一つのブランドです。

オフテイルは、誰も進まない道を行く、という意味と解釈しています。

樽を駆使したビールです。

第3弾のオフテイルは、Aspire to Grapeness とあります。

ビールとワインの融合ですね。

山梨の白ワインの甲州種と、赤ワインのマスカットベイリAを使ったビールを作ります。

このビールに、マスカットベイリAの果汁を入れて、2回目の発酵。

それを、赤ワイン樽で3か月熟成。

その後、ウイスキー樽で3か月熟成。

複雑です。

それがオフテイルの目指すところでしょう。

この2つのビールの共通項はウイスキー樽。

どちらも、ほかのクラフトビールには無い、長い期間と複雑な工程があります。

クラフトビールファンの方、ウイスキーファンの方、またオフテイルはワインファンの方にもお勧めです。

 

 

 

 


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バリキングです。

2020-02-16 10:15:32 | お酒の話(ワイン以外)

サッポロビールが発売しているバリキングです。

マイナーな商品だと思います。

飲食店でしか見かけない商品です。

バリキングの名前は、馬力から来ています。

だから、ラベルに馬の蹄鉄が描かれています。

写真正面からは見づらいのですが、ラベル下部の両側に、馬も描かれています。

どんなお酒かというと、

植物エキス(生姜、高麗人参、山椒)入り、とあります。

エナジードリンクのアルコール版ですね。

飲むと、馬力のような力が出る、ということでしょうか。

アルコールは24度。

焼酎のアルコール度数と同じくらいですね。

採用している飲食店に聞いたところ、焼酎と同じように飲む、という事です。

お湯割り、水割り、炭酸割り。

そのお店は、レモンサワーで出す、とおっしゃっていました。

もし、飲食店で見かけたら、「レモンサワーで」と注文してください。

元気が出るはずです。


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キザンワイン マグナム 白 入荷です。

2020-02-15 11:24:01 | 新商品インプレッション

機山洋酒工業(塩山)から、キザンワイン白の1500ml(マグナムボトル)が入荷です。

甲州種100%の辛口。

1.5ℓ、1885円。

750mlが1382円なので、1.5ℓは大変お得です。

ただ、750mlと1.5ℓの中身のワインは、同じ甲州種ですが、全く同じではありません。

750mlの甲州種は、機山洋酒の自社畑の葡萄ですが、1.5ℓの甲州種は、契約畑の甲州種が含まれています。

また、醸造までは同じですが、貯蔵の段階で、1.5ℓはひと手間抜いている、と聞いています。

比べて飲むと、判る方には判ると。

しかし、キザンワインの750mlは、最もコスパの良い甲州種として有名です。

山梨の飲食店でも、手に入るなら、是非ワインリストに入れたい、との声が多いワイン。

1.5ℓも大変人気で、この甲州種を飲むと、他のワインは要らない、という声も聞きます。

昨年秋に、ワイナリーの在庫が切れ、再開を待っていました。

再開は、2月終わりから3月にかけて、と機山さんから言われていましたので、ちょっと早い再発売は大変嬉しいです。

今朝、機山洋酒の土屋社長が、配達してくれました。

4月11日(土)に行われる、塩の山フェスの準備にも忙しい土屋社長ですが、いつも温和で、頭が下がります。

今日から、ネット販売も再開です。

http://hamamatsuya.jp/wine-list2.htm#kizan

よろしくお願い致します。


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