山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

養老酒造 櫂 入荷 ほぼ幻

2020-02-05 14:03:18 | お酒の話(ワイン以外)

養老酒造(山梨市)から、櫂(かい)の入荷です。

瓶の色が違う、という方、通ですね。

以前はブルーの瓶でした。

今度の櫂は、うす濁りのため、濁りが判りやすいように、透明瓶です。

本醸造の生原酒。アルコール度数は20度。

要冷蔵。価格は、以前と同じ1413円(税込)。

高アルコールなので、口当たりは甘く、そしてすぐ辛く、ガツーンと来ます。

養老酒造は、社長ご子息の窪田さん(最近聞いていないのですが、もしかすると社長になられたかもしれません)が、杜氏も兼ね、すべて一人でしています。

一人なので、数量も少なく、購入するには、蔵元に行くしかありません。

当店も、蔵元まで取りに行きます。

日本酒のラインナップも窪田さんがその時に決めるので、今はこの酒のみです。

山梨で、最も小さい日本酒の蔵元。

是非よろしくお願い申し上げます。

http://www.hamamatsuya.jp/sake-list1.htm#yourou


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いいちこ 西の星パックの話

2020-02-04 10:44:01 | お酒の話(ワイン以外)

一升瓶ワインバカの私が、「いいちこ」の西の星の話をしますが、実は「いいちこ」と一升瓶ワインは共通の問題があります。

こちらはご存知、いいちこパックの20度、1.8ℓです。

いいちこは、麦焼酎で最も売れるブランド。

麦焼酎は、いいちこと二階堂が2強。

二階堂はパック焼酎を発売していないので、家庭用はいいちこが圧倒的です。

20度と25度の2種類が発売させていますが、売れ行きは3割7割で、25度の方が売れます。

麦焼酎や芋焼酎の本格焼酎は、以前25度しかなかったのですが、健康志向で20度もよく売れるようになりました。

そして、いいちこ製造の西の星のパックです。

こちらは、20度しか発売していません。

25度の方が売れるのに、20度しか発売していない?

不思議ですね。

訳がありそうです。

ブランド名の西の星は、麦の名前です。

美味しい麦焼酎の為に、産官共同で開発された大麦とのこと。

いいちこと西の星は、同じ価格です。

いいちこの原料は、ほとんど(多分100%。)外国産です。

カナダ産、オーストラリア産などでしょうか。

以前、いいちこはHPでその点を公表していました。

いいちこは、大分麦焼酎で、下町のナポレオンですね。

大分麦焼酎ですが、麦は外国産。

つらいところです。

日本の麦は高い、少ない。

さらに、日本製の麦で麦焼酎を作っても、美味しくないかも。

でも大分麦焼酎なので、地元の麦を使った焼酎が欲しい。

それが西の星です。

無名です。

宣伝を見たことが無い。

多分、量が少ない。さらに麦の価格も高い。

だから、20度しか作れない。

みなさん、どう思いますか。

美味しければ、原料は外国でも良い。

いや、麦焼酎は日本伝統のものなので、国産の麦100%にするべきだ。

この話は、日本のワインの話でもあるのです。

山梨は葡萄の産地なので、ワインの原料は、県内産100%であるべきだ、という議論は、ずっと続いています。

今の風潮は、外国産の葡萄を使っているワインは、認めない傾向です。

そのため、ワインの価格は上がっています。

将来はもっと上がるでしょう。

このままでは、山梨のワインを飲む人は、所得の高い方のみ、または贈答品だけになります。

1億人も人がいるので、所得の高い方のみ相手にしていても成り立つかもしれません。

でもその世界は、今の山梨のワインの現状とは、まったく異なるものになっていると思います。

30年間、山梨のワインを売っている私も、正しい意見が判りません。

西の星は、いろいろと考えさせる焼酎です。

 


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節分恒例 一期一酒は販売中。

2020-02-03 13:01:37 | お酒の話(ワイン以外)

本日は節分。

毎年、太冠酒造から発売される「一期一酒」は、12月20日から販売中です。

こちらは、普通酒の無濾過生原酒。

アルコール度数は、20度近い日本酒。

こちらは、その720㎖。

こちらは、活性酵母のにごり酒。720㎖のみ。

毎年、節分時に買い求められるお客様、大変申し訳ございません。

蔵元の事情により、年末の発売となりました。

今後も、毎年12月の発売になると思います。

在庫が若干ございますので、よろしくお願い申し上げます。


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欠品のお知らせ 蒼龍葡萄酒 契約ワイン

2020-02-02 18:50:59 | ワイン四方山話

1/31に発売された、蒼龍葡萄酒(勝沼)の契約ワインが、店頭欠品しました。

ただし、欠品は当店の事で、ワイナリーには在庫がありますので、安心してください。

再入荷は、2/5(水)です。

1/31に、今年のビンテージが12本入荷したのですが、その日に完売してしまいました。

大変申し訳ございません。

入荷を待っていらしたお客様には、大変ご迷惑をお掛けしました。

再入荷まで、しばらくお待ち下さい。


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日川中央葡萄酒の後継者

2020-02-01 15:05:39 | ワイン四方山話

日川中央葡萄酒の娘婿、菊谷様がワインの納品でご来店。

日川中央葡萄酒の現社長、堀内様のご子息は女性3人。

数年前より、娘婿の菊谷様が後継者として、ワイナリーに入りました。

丸藤葡萄酒や山梨県ワインセンターで研修を終えています。

同時期、日川中央葡萄酒の近くにある、北野呂醸造も娘婿がワイナリーに入り、今日の午前中、北野呂醸造の娘婿も、納品に来られました。

北野呂醸造の娘婿さんも写真に撮ればよかったのですが、また次の機会に。

ワイナリーの大きな問題の1つに、後継者問題があります。

聞くところによると、娘婿が一番良いとのこと。

ご子息の場合、つい「バカヤロー」「うるせい」という言葉が出るそうです。

日川中央葡萄酒と北野呂醸造の近くに、新巻葡萄酒があります。

こちらは長男が後継者です。

後継者の3人とも、会社に入った時期が同じ頃で、よく会われているとの事。

ワイナリーの発展とともに、業界の活性化にも力を注いでくれると思います。

 


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