今日の新聞を読んでいて
<もうこれはすご~いロシア的>
と思った記事がありました
空気で膨らむ偽装兵器
気球などを生産するロシア企業が
陸軍の防空ミサイルシステム(s300)などの護送兵器を一年半で完成させ受注を目指すとか。
T80戦車やミグ31戦闘機なども偽装品の製品化が進んでいるそうです
売りは本物に比べ1%以下という価格。
T80戦車は一台5千万ルーブル(約1憶5千万円)
張りぼてなら35万ルーブル、(約105万円)
上空や宇宙からの敵対勢力による偵察を欺き、本物へ攻撃をかわすのが狙い。
100㍍の距離でも判別できないほど外観を似せているそう。
T80戦車の場合、
合成樹脂製でポンプを使って7~8分で膨らみ、
重さは40キロリュックサック程度にまで縮まるそうです。
偽装兵器の配置場所や数は知られると効果はなくなるのでトップシークレットです。
でもよく読むとロシアだけでないんですよ
イスラエルでは本物と偽物が5対一で存在し。
アメリカ中国でも所有しているらしい・・・
1999年に北大西洋条約機構軍から空爆されたユーゴスラビアでも
ベニヤの模造戦車や戦闘機が使われたんだそうです。!!!
独ソ戦争時代の1941年には
モスクワの上空から
クレムリンが識別できないように、赤の広場にベニヤの家を建てて、道路や砂地を偽造。
レーニン廟に偽の建物を建て、
近くのモスクワ川の湾曲もも建築物や偽装の橋でごまかし成功したという。
だが「敵が存在しない今のロシアでは無駄な出費だ」という野党の声もあるとか。
たしか日本でも、信長が美濃攻めの時に、
どうしても落とせず、
拠点の城を作る必要があり、
藤吉郎(のちの秀吉)が三日で城をつくると豪語して、張りぼての城を作ったとか。
今から400年も前の時代のお話ですが、
現代でも、このハイテク時代でも、こんな知恵が通じるんですね。
おもしろいですね~
でも理想は、こんなものも要らない世界ですが、
普段からこういう準備をしておかないといけないのが現実の世界ですよね。