今日は台風一過
久しぶりに晴れて、お洗濯ものがたまっていた主婦には大助かりです。
でも風がメチャメチャに強い名古屋地方です。
昨日の雨の中最終日でしたので、
「河井寛次郎生命の歓喜」展に行ってきました。
実は私は彼の事はそんなに知らなかったんです。
島根県の足立美術館に行った時、出身地ということでしょうか
彼の独立した展示場があり、その作品群に感動してしまいました。
品がよくて生き生きとした色彩の陶器で、それなのに気取ってないんです。
京都の住まいを展示場に自ら設計しした記念館もあります
そこのホームページがありますのでご覧くださいね。
彼の素敵な作品に触れることができます。
わたしのすきな作品はこれです。
去あ最終日であったせいもあってかすごい混雑でした。
それは主催者でもある一族の方らしい人の作品説明があり、
その作品にまつわる河井寛次郎の人柄が語られていました。
彼は文化勲章も、人間国宝も辞退をしたとか。
しかし受賞者対しては、称賛をおしまないに人柄であったとか
彼を物心両面で支えたくださった方がたとのお話や
そのかたたちとの共作の作品。こういう展示はとても珍しいそうです。
彼はいろんな賞を辞退したのですが、二つだけおおきな賞を受賞したとか、
一つはその賞状が飾られていました。
その逸話です。
ある日大掃除をしていたら作品等の奥から、裏向きのこの表彰状がでてきた、
自分たちもそんなものがあるとは知らなかった!
フランスの万博に出した時、グランプリを受賞したもの
それも彼が出品したのでなく、そのかたが出品されたとか。
出品された方をとがめるわけでもなく、
「これは作品がもらったのであって、僕がもらったわけではないと・・」
このブログを書くにあたっていろいろ調べましたが、
この話をほかで見つけることができませんでした。
河井寛次郎さんの作品を通してもそういう人柄はわかりません
パワーにあふれる斬新的な作品が一杯です。
若いころは繊細で、熟してくるに従いエネルギッシュで独創的なパワ―、生命にあふれています。
素晴らしい芸術家は年を経るごとにエネルギーをますのかと
先日見た堂本印象さんのパワーと重ねて思ったんです。
私たちはこの方たちに及ぶような才能もなく、努力してませんが、
年を重ねるごとに素晴らしいものができるとおもいたいものだと改めて思ったんですよ。
すてきな展覧会でしたよ~行ってよかった
読んでくださってありがとう