先日ですが、
新しく油絵を描きたいと言う方のために
見本でご一緒に描きました。
なんでもそうですが、最初は基本が大事
私もうるさいくらい基本は言います
基本を覚えて、
そこから自分流のやり方を見つけるんですね。
わかりやすく言うと、あのピカソの抽象画
彼の初期の作品はすばらしく基本どおりの絵です
14才のときのデッサン画です。
基本どおりの絵をかき、そこから絵画の本物そっくりに描く技術から
彼の画風を確立したんですね。
私のたぶん一番好きな絵「ゲルニカ」
私たちはピカソではありませんが基本は大事です。
絵画というのは出来不出来は構図が60%を占めるといわれています
逆に構図の悪い絵はどうにもならないということですね。
構図というのは物がきれいに、訴える力を大きくするための理屈です
構図は基礎を勉強する必要があります。
いい絵を一杯みますと自然に身につきますが・・
そのために初心者にはまず簡単なスケッチを薦めます。
簡単に書けるようにモデルは私が用意しました。
花は少々ゆがんでいても、位置が悪くても描き易いモデルです。
物はそのものの質感をださないといけないとかあります、
まったくの初心者には、難しいんですね。
そんな素材「春の名残」
下に散ったチュリップの茎や花びらを置き、一輪だけわざとらしくならないようにほかの花と同じに、花も花瓶に入れます
まず最初
スケッチブックに花の位置大きさ画面構成を簡単に描きます
この時モデルを見ながら、花の色を考えて、
バックの色など自分の描きたい絵のイメージを作るのです。
よく技術的にうまい人でも、見たまましかかけない人があります。
「見たままなら写真があります。」と私はいうのですよ
絵画を描くのはモデルから受けた印象を自分なりに再構成、作り上げる楽しさがあるのだから・・と
後は油絵の描き方という本など参考にとわからないところは聞いてくださいといっておきました。
いつもこういう指導入門書は大事なことをおしえてえてくれないように思いますが
皆さんはそんな経験ありませんか?
最初のイメージでここまで描きましたが、全体として弱い
バックを暗くしてみました。
強い絵になってきましたが、バックがつよくなると花が弱いので。
花をすこし強くしました。
もう少し花と花瓶を強くかき入れるつもりです
今日はここまで。後は自分のセンスで納得の行くように描くつもりです。
初心者向きに初めの一歩解説してみました。
わかるかな??
熊本の地震、おさまります様に・・
読んで下さってありがとう
そしてモデルから美しさのおすそ分けをいただくのです。