先日なんですが。
「フランスの風景・木をめぐる風景」
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へに行ってきました。
文字通り、120点のフランスの風景画です。
個人蔵のものが多く、見たこともない絵がいっぱいです。
先ずは良くぞこれだけ集められたと学芸員の方に感心しました。
そしてマアびっくりしました。
実際のフランスの自然への賛歌でもちょっと違う気もしたんですよ
現場であれ!と思ったのは、フランス語の展覧会の題です。
L’arbre dans la peinture
de paysage en France entre 1850 et 1920
(フランスにおける風景画の中の木々
1850年から1920年の間の)
なんですね
下の図録の表紙からフランス語の題がよくわかります
すなわち今までのアトリエで、王侯貴族など一部の特権階級のためにの肖像画・絵画として、本物そっくりに描かれた絵画がの世界からはなれ。
その描く対称を自然に向け、心の印象を描いたコロー・モネ、といった印象主義、
今まで題材にならなかった庶民の暮らを描いたミレーなどに代表されるバルビゾン派
その時代から20世紀の樹木の色や形に抽象画の主題を見出した絵画の絵画展だったのです。
そう思うと絵画の歴史。人間の自然への哲学的意味なんかがあるのかなと思ったりしました。
それぞれ会場でじっくり味わうには多すぎる作品群でしたので迷わず図録を買い求めました。
図録は重くて、高価ですし
今までに沢山あるので最近は買わないようにしています。
今回は特別。
個人蔵がおおい絵画展
それこそ、この絵画の中には一期一会
もうお目にかかれないものもあるかもしれませんから
お花の展覧会のような華やかさは少ないですが
しっとりとした絵画展でした。
読んでくださってありがとう