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オペラ名作鑑賞ききくらべ
今回は"椿姫”です
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パルマ王立歌劇場版アルフレード役は左のサバティーニ
グラインドボーン音楽祭1987
椿姫は1848年フランス人デュマ.フィス(三銃士などを書いたアレクサンドロデュマの息子)によって小説がかかれ大ブレイク、
戯曲化されヴェルディがオペラ化した。
オペラでは原題を「ラ.トラヴィアータ」、、、『道を踏み外した女』という意味
小説は”La Dame aux Camelias”
Cameliasというのは椿のこと,Dameは貴婦人のことです。
が内容的に日本の姫に近く"椿姫”となづけられました。
☆椿の花は原作が書かれた頃1840年代ヨーロッパで大流行した花です。
1888年1月1日にパリの中央市場では12万本の椿が売られたという。
16世紀の中ごろ日本の藪椿がポルトガルに持ち込まれ植えられた。今も名ポルトにある別荘に現存しているそうです
椿姫のモデルとされるマリ。デュプレシは椿大好きであったらしい。
それは彼女が肺結核であったので匂いの強い花を避けたためとも言われている
☆クルティザンヌ、、、しいて訳すと高級娼婦、
ギリシャの時代から男たちと公共の場所に一緒に行き、政治討論会にも出られるくらい教養があり芸術的才能のある女性で知的な友人であり快楽の相手というヘタイラという女性群があった。
ルイ王朝のポンパト-ル夫人に代表されるように知性教養美貌を兼ね備え貴族の夫人や令嬢と変らぬ生活をする高級娼婦。
これが椿姫の主人公ヴィォレッタだたのです。
ちなみにこの名残は、まだパリに残っており、
パリのゴッシプ雑誌の類に貴族の馬鹿騒ぎ的行事に,コンパニオンとしてだれだれがどんな格好をして現れ楽しんだとかありました
其の中に日本人で某外国の第3夫人の名前をみつけたときはびっくりしました。
☆最初は、グラインドボーン音楽祭1988年収録
ベルナルト.ハイティンク指揮、ピーター.ホール演出、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団、グラインドボーン合唱団
マリー.マックレーン(ビィオッレタ.ヴァレリー)
ワルター.マクニール(アルフレード.ジェルモン)
よくできたオペラでした。
2幕の最初が少し下品な部分があり、
連れと、「オー」と叫んでしまいました。
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☆パルマ王立歌劇場、、、2001年ヴェルディ没後百周年記念
指揮、カルロ.リッツイ 演出ジュゼッペ.ベルトルッチ
ダリーナ.タコーヴァ (ヴィオレッタ)
ジュゼッペ.サバティーナ (アルフレード)
パルマのほうは後で見たのですがそれでよかった。
なぜなら
時代設定もよくわからないし、多分背広着てるしカメラ持ってるから第一次大戦後か?と話をしましたが、
主人公椿姫のヴィオレッタと恋に落ちる純真無垢の地主の息子役がジュゼッペ.サッバティーニ
この衣装が私は「ひどいイタリア的だ、ゴッドファーザー顔負けダー」とわめいていたら
連れがニヤニヤ笑って、「あの松平健みたいな坊主頭は我慢できない」といいました。
舞台も今風ののシンプルな壁?のような塊とソファーの類のみで
現代演出です。
マジッシャンと小さい女の子が何かの象徴として出てくるのですがさっぱり意味が分かりませんでした。
舞台を額のように囲った物がたっていて、最後にはかたいで出てきてるのは主人公の運命の象徴かな
下品なヌードなどのジプシーの占い場面はすばらしいモダンダンスに変っていて見ごたえのあるものになっていました。
サバティーニの声の伸びと艶やかさは惚れ惚れとしました。
やはり頭は彼も気にしていて、サッカー賭けで短くしたといってました。
私の目が点
延々5時間以上見たのですがとってもよかったです。
そうですか、あの第3夫人がね。不思議な人です。
カンツオーねの歌い方は、オペラにあってると思いました。
88年のグライドボーンは雰囲気としてあってるのですがやはり好みではサバティーナだとおもいました。
両方とも椿姫が体格良好で、パルマの椿姫は咳もしていませんでした
いままでのどの椿姫もせきをしていたのですが、、実際の肖像がはやはり線の細い美人です。
それにしてもミイラをお土産にしたり薬にしていた西欧の人って。怖い。
宗教がからむとややこしい。」
だから共産主義が宗教を否定したのは正しいと思う。中世のキリスト教の歴史を勉強すると宗教がいかに人間を縛るかむちゃくちゃと思う。
だからキリストが右の頬を打たれたら左の頬を出しなさい
といわざるを得なかったのかななんて思います。
キリスト教徒の皆さんごめんなさいね~