HOTなおちゃタイム

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オペラ「椿姫」から、椿は日本が原産、そしてフランスの結核事情などなど

2015-11-04 18:49:31 | オペラ

オペラ「椿姫」を見てきました。

愛知芸術劇場もこう見るとヨーロッパの劇場に負けません。

オーケストラボックスは観客から見えませんし

楽譜も真っ暗なのでこうして照らされてるんですね。

プラハ国立劇場の舞台、

日本公演最終日です。

東欧はクラッシクが盛んですが、とりわけやっぱりチェコはすごい力量を感じますね。

日本でもここにはすばらしいオペラ歌手がいますが

、公演をこなすすべての演技者に力量の差を感じてしまいます。

今まで見たのとはと違った、

このチェコ独特の有名な白と黒の舞台演出

舞踏界など最初はクロずくめ

ヒロインは真っ白

ヒーローは灰色の衣装に若干違和感を感じるのですが、

やがて

ヴィオレッタの切ない心、など。見てるほうがかわいそうで感動して涙が出てくるのを盛り上げます。

物語の、舞台はフランス、パリ

 

じゃあオペラの物語からはなれてちょっと面白いこと

 

椿という花はご存じないかもしれませんが日本原産です。

日本からの種で持ち出され、

19世紀のヨーロッパで大流行したんですね。

このオペラのヒロイン・ヴィオレッタが、高価な白い椿を愛、し何時もつけていたから「椿姫」と呼ばれたそうです。

フランスの貴族社会では結婚は家と家で取り決められ、

お互いに多くの愛人を持つのが普通だったとか

ナポレオンも一介の軍人から、貴族の未亡人ジョセフィーヌフの後ろ盾を得て立身出世して行ったのは有名ですね。

 

いろんな夜の社交界のサロンがあり、

そういうところで花形の今で言うコンパニオンというか、

高級娼婦が認められる素地があったんですね。

ヒロインもその高級娼婦

彼女は美貌、教養・話題が豊富。みなの人気者でした。

男爵のパトロンを得て、贅沢三昧

みながヴィオレッタがだい好き。

落とし穴が。。彼女は結核にかかっていたんですよ

信じられないことに、フランスでは時代を問わず結核という病気が存在するのですね。

このオペラの舞台、パリは樺太より北になるんです

ですから、いくら暖流が流れ穏やかで暖かいとはいえ、当然冬は日光が不足します

地面が凍り、野菜もろくに取れません。

 

夏にいろんなところでパリジャンが裸で、日光浴をする。

子供は日光が出てくる春先になると、みな裸にして日光浴をします

せむしになるクル病予防と結核予防など。。にたえる体力づくりのためです

実際、私が冬風邪を引きお医者に行きましたら、何日日光浴のヴァカンスに行ったか聞かれました。

もち日本人ですのでせいぜい1週間ですよね

 

お医者様は「オ~ララ。(おやまあ~の意味)」といってヴィタミン剤も処方され、

夏になるべく太陽に当たるように助言されました。

 

で、選挙も日曜に学校などで使われます。

そうするとあくる日学校は休み。

結核などの病気予防の殺菌のためにです。

これを聞いて私はびっくりでした。

そんなうら話はさておき、

椿姫初演は大失敗だったとか。。

理由のひとつは出ずっぱりで歌うソプラノ歌手

ご存知のようにマツコ・デラックスさんとまでは行かなくても、

オペラ歌手はソプラノそういう

体格のいい歌手がおおいです。

でそのとき、ヒロインを勤めた歌手もどうどうたる体格で、結核で恋しい人と引き裂かれ、

失意のうちに死ぬようなはかない役にはおかしいと

観衆が大ブーイングで不評だったとかとも言われています。

真偽のほどはわかりませんが

今回のヒロインも私的には、クスリとなりましたよ。。不謹慎ね。

作曲家のヴエルディさんごめんなさい・

彼の名前の入ったウィンこのために買ってありました。

かえって見ごたえのある舞台にカンパーイです。

この舞台で歌われた「乾杯の歌」もお聞きくださいね

 

錦織 健、釜洞祐子、佐藤 しのぶ、市原多朗 - 椿 姫 「乾杯の歌」 2001

 

劇場を出たら一段ときれいな夜景です。

読んでくださってありがとう

 

 


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