今日は院展を見に行きました。
院展というのは岡倉天心が中心となって、
1898(明治31)年創立した日本画の研究団体です。
その団体の公募展です。
毎年9月東京展を皮切りに
全国巡回する展覧会で約120点の日本画が展示されます
日本画の大きな公募展には「日展」がありますね
これは私達仲間内で言っているのですが
日展の日本画は斬新的な作品が多く、
表現に油絵との境がなくなってきてる気がします
もちろん日本画は絵を描く材料がちがいます。
日本画は、千数百年以来続いている絵画様式が基本となっており、その画材となるものも歴史に培われた伝統的な素材です。
一般には紙や絹、木、漆喰などに、墨、岩絵具、胡粉、染料などの天然絵具を用い、膠(にかわ)を接着材として描く技法が用いられています。また、金などの金属材料(金箔など)を画材として効果的に取り入れています。(山種美術館の説明より)
というもので
膠で溶かしたり自然の材料のものも多くて高価で
扱いも繊細で難しいす。
日本画の千年以上の伝統にのっとり
その美しさに現代の魅力を忍ばせている意味で
私は院展が大好きです
日本画の色彩はデリケートで写真では
その中間食の美しさが少しもでていませんホームページの飛んでいただけると少し味わえます
これは題材も平安朝貴族絵巻の世界のような美しいものです。
もみじをめでる一服と湖で景色をめでる美しいある意味風景画です
クリックしてね
http://nihonbijutsuin.or.jp/102/takahashitenzan/index.html
吉野そう、秀吉が行った有名な花見の場所
古を忍ばせる絵画を越えた物語を感じる作品です。
クリックしてね
http://nihonbijutsuin.or.jp/102/tabuchitoshio/index.html
日本画独特の蒼と金色でファンタジーな素材
こんな日本画の方向もいいよね。
ムーンライダー(月の乗り手?)
そして私の大好きな手塚雄二さん
今は亡き平山郁夫さんの跡を継ぎ越える画科だとひそかに思っています
クリックしてね
http://nihonbijutsuin.or.jp/102/tezukayuji/index.html
今まで世界の有名美術館を見てまわりました、
日本画よりはるかにたくさんの有名油絵をみてると思いますが
やっぱり日本人の感性にねづいた日本画の世界は
いいなあと思ってしまいます
そんな絵画展でした。
皆様もお近くにきたら見てみて下さいな
今回は特に秀逸な作品が多いです。
読んでくださってありがとう