昨日でしたか橋之助改め芝翫さんと親子4人が襲名披露がおこなわれました。
私自身そんなに歌舞伎は詳しくないのですが。
歌舞伎は江戸時代日本の庶民の娯楽の中心でもあり
日本独自の美の結晶でもあり、
役者のしぐさ、衣装、舞台装置など日本独自の眼を見張るばかりの美しさがありますね
そして江戸時代は庶民にとっては歌舞伎役者は今で言う映画スターなどと同じだったようです。
そのブロマイド的なものが役者絵の浮世絵などだったらしい
今回名古屋のボストン美術館で
「俺たちの国芳のわたしの国貞」というボストン美術館所蔵の浮世絵展が行われています。
ボストン美術館には52千点以上の浮世絵を持っています
中でも歌川国芳(1798~1861)は3200枚以上、
歌川国貞(1786~1864)は9000枚以上所蔵してます。
浮世絵といえば北斎などの代表される風景画が一段上とされヨーロッパでもてはやされたのに対して、
役者絵などは庶民のものであり、退廃的で一段低いと思われていました。
しかしこの自由さと庶民のバイタリティーデッサンの生き生きとしたパワーに目をつけたアメリカ人ビゲローが
国貞が没して20年も立ってない1880年代膨大にコレクションしたのです。
それがオンラインで見られます
↑クリックしてね
いつも思うのですが、こんな素敵なものが海外にしかも大量に流失してしまったのはほんとに残念で仕方がありません
大英博物館をい初めとしてドイツなどには貴重なエジプト文明の遺産が山ほどありますよね
それを見るエジプトの方と同じ気持ちかな
でもヨーロッパのかたは、私たちだから貴重な文化をこうやって保存できたのだといわれます。
そういうことかなとも思われますね。
ないがともあれ
今回役者絵の中に4代目中村芝翫を見つけました。
私的に橋之助さんは好きな役者ですのでおもわず
そっくり!
ほかにもこういうしろくろの
といってしまいました。
役者さんは肖像権がありますのでアップできませんが。
メイクした橋之助さんと比べてみてくださいな
やっぱりすごいなあと感じます
ほかにも迫力ナンバーワンがこの絵
↓ほかにもこういう白黒の格子を弁慶柄というそうです
弁慶が衣装から来てるそうです。
そして
骸骨も・・
庶民の生き生きとした生活も
四季折々の庶民の生活も
江戸は今より寒く、積雪も多かったとか雪猫なども作ったんだそうです
何かおどろおどろしますので、骸骨でなく猫が出てる絵も
そしてこんな色っぽいシーンにもにゃんこがいましたよ
まだまだご紹介したい浮世絵がいっぱい
江戸の庶民は生き生きとしてヴァイタリティーにあふれていたと思うな
今からわずか百年ちょっと前に生きていた浮世絵師たちの絵画展です
今の書院と変わらぬ生活が伺われる楽しい絵画展でしたよ
読んで下さってありがとう