誘われて、評判の映画を見に行きました。
「そして友よ、静かに死ね」
映画『そして友よ、静かに死ね』予告編
これは典型的なフランス映画フィルム・ノワールです。
簡単に言うと映画の英語題名は「ギャング物語」でわかる通り!
現代のフランス題名は”Les Lyonais” (リオンの男たち)
リオンを中心として1970年代次々と銀行を襲ったのギャング団、
そのリーダであったエドモン・ヴァイダル(通称モモン)、彼は愛する妻と家庭を守るために足を洗う。
いまは穏やかな昔の友達にも恵まれ孫まで出来て、しあわに暮らしている。
そこに、昔からの兄弟に等しい友、まだ現役、悪のセルジュが逮捕される。かれは昔の仲間を裏切って、逃げてる途中。
もし刑務所に入ればその麻薬仲間の手が伸びで殺される。
助けてほしいとモモンに連絡をしてくる。
周りは彼のためにモモがどれくらい迷惑をしたかを知っているし、
セルジュを助けたいと昔の仲間は思う。
モモンはセルジュの娘と孫の面倒も見ている。
物語はそんな設定から始まる。
そして最後は、セルジュをかくまったところで、モモがパスポート運転免許とお金を渡し、そして拳銃を渡す。
モモンは言う
「銃弾は、一発しか入ってない。無駄にしないように使え」
生涯の友セルジュに対する最後の友情の証
モモンの思いを受け止めるセルジュ
フランスの南のほうのリヨン人は義理とか人情とか、男性らしいワイルドさが、昔の日本人ととっても通じるところがある。
これは伝説のギャングの自伝書の映画化。
ほとんど全部実際の本人も見て、色いろ意見を参考にして、映画ができているとか、
監督のオリヴィエ・マルシャル監督も警察官の経験がある。
自伝を基に、作られた映画だけれど、すごい訴える力・感動は大きい
モモンがギャングの道に入るきっかけになったブドウ泥棒、
ロマ族というだけで不当に刑を受ける。
セルジュとの友情も学校でロマ族というのでいじめにあってるときにかばってくれたことがきっかけです。
日本ではロマ族といってもわからないでしょう?
一口でいってみればジプシーのこと、定住しないで集団ですみ、犯罪にいつも絡む集団でした
私自身、ルーブル学校に通ってるとき毎朝、すりに来るジプシー集団のことをしっています。
モモンが逮捕のきっかけになったのは裏切りなんですが、74年の一斉逮捕の映画シーンは実際のロマ人が演じてるそうです。
このシーンは、情け容赦なく拳銃がぶっ放される残酷シーンなんですが、ほんとある意味きれいなんですね~
フランス人の美意識が感じられます。
私はギャング映画ややくざ映画は大嫌いです。
品のない単なる悪趣味としか思えない、きったはった血みどろの残酷場面が嫌いだからです。
この映画は、男の友情を描いてるからそれをクリアーしてる?
冗談じゃない。
そんな薄っぺらい映画ではないです。
もっともっと深くて、それぞれが一生懸命生きて、お互いのことを想いあっている。
だからこそ、この結末が納得いくのです。
重い、いい映画でした。
いや~フランス人しか描けないですね。こういう映画は
たぶんブロ友ならSAMさん、Soltinuさん、多趣味の秘書さん!
大人の男の方にお勧めです。
一生懸命見てないと筋を追うのも大変です。
これは玄人筋向けですね。
ごらんになったかたの感想をお聞きしたいです。
呼んでくださって、ありがとうございます。
きょうのももちゃん、
9月一杯かな=というのをクリアーし、
今週いっぱいかな~というのをクリアーできるかな。
きがかりは、息使いが荒いことです。
明日のよるの診察です、
普段ならかかりつけのお医者さまの先生はお休みの日ですが、
日曜日は正月以外、この病院の一年に、一日だけの学会参加のため、
先生全員がお休みの日です。
土曜日に特別見ていただけるので
見ていただきます。
皆さんに応援していただき、元気玉をいただいて
頑張ってくれてます。
ありがとうございます。