HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

ロシア語のフランス映画「オーケストラ」、感動

2010-07-19 09:41:21 | 映画



連休も今日が最終日ですね、夏も本番ですね~
ブログ友達のやっくるママさんのお勧めにより、「オーケストラ」を見てきました。

これは感激する映画です。

これはフランス映画ですが、
主人公たちはロシアの元ボリショイ楽団員たち、
全編を通してロシア語

彼らが夢見るコンサートの会場となるのがフランスのパリ。だからフランス語



全編で26のクラッシクが流れる音楽映画です。
中でも大事なキーワードの曲が
ロシアの魂チャイコフスキー、のバイオリンコンチェルトです。

この映画最後のクライマックスで12分間の演奏がなされます。



みなしごの天才バイオリンソリスト
と、
偽ヴォリショイ楽団とのクライマックスシーンです。


もうこのかけあいは感動でとり肌がたち、涙がでそうでした。

タイトルがオーケストラで、フランス語のタイトルは”le 
Concert”
意味的に、
”楽団と演奏会”の
違いがある
なぜわたしがこれにこだわるか?

元楽団員達はパリ、コンサートにこだわるのです。
彼らは81年のブルジネフ政権のときに、迫害・追放されたユダヤ系の元楽団員です。
いまの楽団員より、ユダヤ追放により追放された自分たちのほうがいい音楽ができる
と自負し、
音楽こそ生きるすべて、体の一部分な彼らです。

ンサートをやることは、彼らのすべてのテーマなんです。

彼らの音楽に対する情熱生きがいの結晶ですね。
楽団ですと、このチャイコフスキーのバイオリンコンチェルトはあいません。

コンサートマスターなら、ソロの目立つバイオリンコンチェルトはえらばない。
オ―ケストラ妙味が発揮できる交響曲などをえらぶはずだからです。
バイオリンソリストでなければならないにワケは映画をごらんください。

これも素敵なお話があるんです。

そして、フランスはモダンでロシアはやぼったい!オフィスを比べるとわかります。
楽団員の着ているものでも、
レストランで主人公の天才指揮者がバイオリンソリストと食事をするシーンでもよくわかります。


これはパりに出発前の集合場所赤の広場、みっちゃんのロシア紀行でも出てきましたね~

映画では、飛行場迄のバスが来ない!
したたたかなマネジャーは来ないことをおり混み済みで時間をさば読んでいた!

<おぼえてますか?>
みっちゃんたちがモスクワについた時に、ツアーの、バスも案内人も30分以上遅れてきたことを。
(ツアー出迎えが来てないなんて始めて、おどろきでした。)
バスが来ただけまし!!

もうひとつ
ロシアのマフィアがやみで実権とお金を握っているのは公然の秘密です、
結婚披露パーティで、
エレキやドラムスの生演奏をするのも贅の象徴です。

このドラムスが我が家の会社のものでしたの


しかもコピー商品、偽物、

ルーマニアには輸出してないのか聞きましたが、ちゃんとあるそうです。

この映画の監督はル-マニア人、ユダヤ系でフランスに亡命した経歴を持つラディユ・ミヘイレアニュです。

それゆえ、ロシア人の描き方、
フランス人の描き方、ユダヤ人、ジプシ-への描き方がとっても暖かい。

音楽は共通の国際語というありふれた言葉でしめくくりましょう




おすすめです~



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5 コメント

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最近WOWOWでやっていたのをみて。 (通りすがり)
2011-05-28 08:07:08
クライマックスの演奏では泣きました。
すでに数回見直しているのですが、みるたびに涙が止まりません。

近代史が好きで、ロシア史、ユダヤ史に少し関心があり、旧ソ連を認めつつ深刻な負の部分があることも認めています。

天才指揮者が政治的理由で究極の演奏を中断され、天才バイオリンソリストが収容所に送られたことを苦にし、30年、アルコールに依存し清掃員の仕事をしながらもあのときの未完の演奏が忘れられない。

そして、フランスの新進気鋭の天才バイオリニスト。

ロシアの楽団員に届く携帯のメールは”レアのために”。

思うにこれ以上ない失意のどん底にたたき落とされた登場人物全員が、失意と絶望の中に生きてきた全員が、もう一度希望を手にし、過去・歴史を清算し、そして。

涙が止まりません。

と、同時に初めてチャイコフスキーの良さがわかりました。

今日はTSUTAYAに借りに行きます^^
返信する
嬉しいコメントありがとう!! (みっちゃん)
2011-05-29 11:02:13
ホントに私自身はロシアの歴史にもユダヤ史にも詳しくはないのですが。
フランスにいた関係で彼らの気持ちの一端が少し理解できます。
享年ロシアを訪れた後でしたのでロシア人の抑圧なども少し感じられるかと・・こわもてのプーチンさんだけでないロシア人の素敵さ、感傷性に涙しますね~いい映画でした、コメントありがとうございます。
返信する
号泣 (ハト)
2019-02-03 00:02:14
泣くとか泣かないとか、共産主義とかユダヤとか、難しい事はサッパリです。

なんとなくで、、

でも、、でも、、最後はなぜか号泣してました。

あー地味な映画だと思って借りた時は思いもしなかった、、

最初っから、なぜか集中して観ている自分、目が離せない自分。
共産主義のかけらも知らないのに、、それなのに、隠された親子の関係よりも、彼が夢見た舞台で夢見た子が楽団の垢のついたテクニックを呼び覚ますがごとくの演出と音楽が相まって涙が、ずーっと。

素敵な、いや凄く良い映画でした。

映画を観て興奮しても誰かの個人ブログに書く事は今まで一切無かったのですが、あまりにもステキな映画だったのと、なぜ原題が「concert」がオーケストラになったか知りたくてググって来た最初のサイトで、、書きたくなりました。

ありがとうございます!!
返信する
Unknown (0720micchan)
2019-03-15 10:49:17
ありがとうございます、ハリウッドの派手な映画ではありませんし主義主張など言いたい映画ではないけど
心の底からいい映画と思いますよね
ありがとうございました
返信する
Unknown (0720micchan)
2019-03-15 10:50:27
ありがとうございます、ハリウッドの派手な映画ではありませんし主義主張など言いたい映画ではないけど
心の底からいい映画と思いますよね
ありがとうございました
返信する

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