信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

就職1週間経過

2007年11月09日 23時33分50秒 |  日記
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今日も病院から帰る自分の車の駐車場への道の足取りは軽かった。
むしろ清清しいという気持ちだ。
1週間前の再就職1日目の仕事に就いた時は不安が99%だった。
全くこれまでと異なった業務内容なので、覚えなければならないマニュアルが山盛りで果たしてそれが自分が出来るかどうかだ。

翌日から先輩保健師から説明を受けながら、仕事を覚えていくのだが
健診の流れと各パート毎の検査に伴う説明がこの日赤そのもののマニュアルなものだからその文語を覚えなければならない。
聞くとやるのは大違い。聞いていると簡単に思えるが実際自分でやってみると意外や難しい。
それでも全く初めての分野でもなく、検査の内容はわかっているので
脂汗をかいて覚えるほどではない。

2日目からあるパートの業務を受け持ち独り立ちしたが、ミスはつき物でそれのためにどっと汗が噴出す。
受診者は溜まっていくは、次にパートで待っているはで早くも私は早まって就職してしまったかなと後悔の念がむくむくと顔を出す。
そうなると帰るときの気分はすっきりしない。
健診結果はすべてパソコン入力だから、日赤のシステムを覚えなければならない。
幸いもとの勤務先はすべて日常パソコンオンリイだったから、画面をいじっていればシステムも時間とともに覚えられた。
そう煩雑な作業ではないので、むしろ理解できれば便利なツールだ。

就職4日目から、午後の健診結果の保健指導に就く。
係長からそろそろやってみる?と言われ、えーっまだ早いでしょう。
来週くらいからなら・・・と遠慮したが、いきなり対象者を預けられた。それから毎日午後は指導の役割になる。

今日で指導を始めて4日経ったが、何故か私の前に座った受診者は、メンタルの治療をしている人と気付き始めた。
こんなこと話して良いですかとおずおずと話し出す。
しっかり聞いてちょっぴりアドバイスをするが、相手は病院へ来て、こんなに話したの初めてです、とても気持ちが楽になりましたと感謝してくれる。
聞き上手ですねと言われるが、それは以前の会社で毎日それに徹していたからのことで自分としては何の不思議でもないが相手は喜んでくれる。
保健指導は問題点を挙げ一方的に押し付けても何の効果もないし、相手の自己変容は望めない。
自分が変わっていくのにどのように手を貸してあげればよいのか、やっと年齢を経て自分自身がわかった来た。
それが今の就職先で生かせるようだ。
やっぱり自分の求めているのはこの感触だ。

まだ1週間だが、自分のポジションも出来つつある。
毎日数人だがじっくり話を聞き、来て良かった、また来ても良いですかと言われるのがこの仕事の手応えだ。
多分これから思わぬトラブルもやってくるかもしれない。
しかし仕事場のメンバーがとても素敵な同僚が揃っていると言う幸運にも恵まれた。
何とかこれからやっていけるかも知れないと言う手ごたえを感じた1週間になった。
通勤の往復の景色も紅葉ですばらしい。
こんなにきれいな秋の景色を見るのはあまり記憶にない。
近くのお城やお堀の目に入ってくる眺めも総て心を和ませてくれる。
まずは順調なスタートだ。
この未知の土地へ越して来てのラッキーを感謝せねばなるまい。