信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

香りの強い食べ物

2011年05月22日 23時11分51秒 | Weblog
やっと週末になり体があいた。
この1ヶ月、土、日は客が泊まりに来たり自分も出かけたり、仕事もあったし休みなく
働いた感じで流石に金曜日はへとへとだった。
一人になり、まずは畑で野菜作りに向かい合った。急に暑くなったからから陽気で
熱中症寸前で仕事を終えた。
庭仕事は始めたらやめられないのが悪い癖でこれだけは直らない。

畑で夕方蕗と山椒と三つ葉を摘んだ。
いずれも自家製だから香りが強くみずみずしいきれいな緑にうれしさ一杯で篭を満たした。
台所で調理しながら、いつからこのような香りが強い野菜が好きになったのか考えた。
子供の頃は絶対に好きになれず手を付けなかった。
にらや三つ葉やパセリ、セロリ,茗荷、ふきのとう、全部今は季節の先取りなどと言って
喜んで食べている。
山椒は3回ほど煮こぼすと舌にちりちりとする味が抜けてまろやかになる。
お酒を少したっぷりと入れると柔らかな味に仕上がる。
ざるに山盛り摘んで出来上がった佃煮風はご飯にこれ以上合うものはなく
幸せ気分でいただきま~すと大きな声で一人でご挨拶する。


今日は雨が降り、台所でオレンジピールを作る。
オレンジの皮が食べた後残り、捨てていたがジャム代わりにもなり
自家製パンに入れてもおいしいオレンジの香りのするパンが焼きあがる。



オレンジは皮を剥き小さじ半分の塩水で15分ほど煮こぼす。その後
皮の間の白い苦い部分を取り、砂糖で煮詰める。






台所はオレンジの香りで満たされ、昨日は山椒の佃煮を作った香りで
休日の体は気分転換で疲れが抜けたのである。